平成12年国家公安委員会への報告事項等


国家公安委員会における警察庁からの報告事項等の要旨は次のとおりであり、それぞれの事項について審議が行われました。 
平成12年11月30日(木)10:00~12:05
(1)警察法の一部を改正する法律の成立について
11月29日、公安委員会の管理機能の強化に関する規定の整備等を内容とする警察法の一部を改正する法律が、参議院本会議において可決・成立した。
これに関連して、大臣から公安委員及び警察庁当局に対する謝意が示された上で、「法の成立は終わりを意味するものではない。今日から、この改正を生かして、警察の規律を正し、職員の士気を高め、国民の信頼を高めていく態勢を作っていくようお願いする。」との発言があった。

(2)宮城県情報公開条例の改正について
宮城県における情報公開条例の改正において、知事と本部長の合意がなされ、公安委員会及び本部長を実施機関とする条例改正案が県議会に本日上程される。

(3)地方自治法施行令の改正について
地方自治法施行令が改正され、これにより、都道府県の情報公開条例において、公安委員会等が行った非開示決定等に対し不服申立てがあった場合に、第三者機関である情報公開審査会に諮問する規定を置くことができることとされた。

(4)平成11年度決算検査報告について
本日、会計検査院から内閣に送付された平成11年度決算検査報告に、警察庁が契約した船舶建造に係る一般管理費等の積算について改善処理済事項として掲記されることとなった。

(5)火薬類を運搬する場合の包装等の基準の一部を改正する総理府告示試案に対する意見の募集について
規制緩和の一環として、火薬類を運搬する場合の包装等の基準を定める総理府告示を改正し、フレキシブル中型容器による硝安油剤爆薬の運搬を新たに認めることを検討中であるため、その改正試案を公表し、意見を募集することとした。

(6)少年法等の改正について
少年法における年令区分の見直し等を内容とする少年法等の一部を改正する法律案、また、罰則の引き上げ等を内容とする未成年者喫煙禁止法及び未成年者飲酒禁止法の一部を改正する法律案が、本臨時国会において可決成立した。

(7)ストーカー規制法違反事件の初検挙について
11月27日、秋田県警察は、元交際相手に対し、執拗に面会を要求した24歳の男性を、ストーカー行為等の規制等に関する法律違反の被疑者として逮捕した。本件は、同法の適用による全国初の検挙事案である。

(8) ハッカー・グループによる広域不正アクセス禁止法違反事件について
11月23日、愛知県警察、秋田県警察、宮城県警察、警視庁、広島県警察の合同捜査本部は、中国地方の大学等に対し、不正アクセスを行ったハッカー・グループ3人を逮捕した。
ハッカー・グループによる不正アクセス禁止違反の検挙は全国で初めてである。

(9)大阪府議会議員らによる公共工事発注をめぐる偽計入札妨害事件について
大阪府警察は、大阪府議会議員が、大阪府発注の住宅建築工事の入札に関して、建設会社の代表取締役に入札予定価格を内報して、当該建設会社に当該工事を落札させたことから、11月22日、議員及び代表取締役を偽計入札妨害の容疑で逮捕した。

(10)「治安の回顧と展望」について
この度、「治安の回顧と展望」を取りまとめた。
治安の回顧については、九州・沖縄サミット警備、日本赤軍最高幹部 重信房子の検挙、噴火・地震等の災害などについて記述している。
治安の展望については、日本赤軍、オウム真理教、極左暴力集団等の動向について記述している。

(11)日本共産党第22回大会の開催結果と警察措置について
日本共産党は、11月20日(月)から24日(金)までの5日間、静岡県において、第22回党大会を開催した。
右翼は、熱海市内で日本共産党を批判する街頭宣伝活動を行った。
静岡県警察では、熱海警察署に警備部長を長とする警備実施本部を設置して指揮体制を確立し、警戒警備に当たった。

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