平成12年国家公安委員会への報告事項等


国家公安委員会における警察庁からの報告事項の要旨は次のとおりであり、それぞれの事項について審議が行われました。 
平成12年8月31日(木)10:00~11:10
(1)国会閉会中の審査について
8月24日以降の国会閉会中における参議院・決算委員会の審議状況等について報告を受けた。

(2)「警察相談の日」の実施について
国民生活の安全を守るための警察相談について周知するために、9月11日の「警察相談の日」を中心に都道府県警察が積極的な広報活動を展開することとした。

(3)不正アクセス禁止法施行後6ヶ月間における不正アクセス行為の発生状況等について
警察庁に報告のあった不正アクセス行為の認知件数は35件、不正アクセス禁止法違反事件の検挙件数は9件であった。検挙事件は、他人のID、パスワードを使用する識別符号窃用型の不正アクセス行為がほとんどで、識別符号の入手方法にプログラムを利用した事案が多いのが特徴である。

(4)埼玉県の警察署における保護取扱いに関する不適切事案について
平成10年8月9日に発生した埼玉県の警察署における保護取扱いに関する不適切事案について、同事案の概要等の報告を受けた。

(5)緊急通報システム(HELP)の運用開始について
交通事故などの緊急時に、専用の車載機により通報を行う緊急通報システム(HELP)については、平成9年より、警察によるITSとして構想し、研究・開発を進めてきたところ、9月1日から運用を開始することとした。

(6)三菱自動車工業(株)によるリコール隠しに伴う道路運送車両法違反(虚偽報告等)に対する捜索差押の実施について
警視庁において、道路運送車両法違反容疑(虚偽報告等)により、三菱自動車工業株式会社の本社、工場等5個所に対し捜索差押を実施した。

(7)森総理大臣のアメリカ合衆国訪問をめぐる動向と警察措置について
森総理大臣は、国連ミレニアム・サミット出席及び各国首脳との会談等のため、9月5日(火)アメリカ合衆国を訪問し、10日(日)、帰国する予定である。
本訪問に伴い、警視庁では、所要の体制で警備を実施することとしている。

(8)8.26運輸省幹部宅爆発事件について
8月26日(土)、東京都世田谷区内の運輸省幹部宅に駐車中の自動車に仕掛けられた時限式爆発物2個が爆発し、自動車等が破損するというゲリラ事件が発生した。
本件に関しては、中核派が報道機関に「革命軍軍報」を郵送し、犯行を自認している。

(9)8.30革労協狭間派活動家内ゲバ殺人事件について
8月30日(水)、東京都台東区内において、革労協狭間派活動家が襲撃され、殺害された。
警視庁においては、内ゲバ事件とみて、所要の捜査を推進中である。

(10)三宅島噴火及び新島・神津島近海地震に伴う非常災害警備本部の設置と警察措置について
8月29日、政府は非常災害対策本部を設置したところであるが、警察庁においても、警備局長を長とする「非常災害警備本部」を設置した。
今後も、住民の安全を第一として、関係機関と緊密な連携をとりつつ、的確な警察活動を実施することとしている。

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