林国家公安委員会委員長就任記者会見要旨
1 日時 平成21年7月2日(木)16:41~17:04
2 場所 警察庁第1会議室
3 概要 この度、国家公安委員会委員長を拝命いたしました林幹雄でございます。併せて、内閣府特命担当大臣を拝命し、沖縄及び北方対策、防災の担当を命じられました。
振り込め詐欺や子どもが被害者となる痛ましい事件が発生するなど、犯罪情勢は依然として厳しい中、政府の治安対策の責任者である国家公安委員会委員長という重責を担うことになり、身の引き締まる思いであります。総理より、消費生活侵害事犯や凶悪犯罪の防止、テロ・組織犯罪対策を推進するよう指示がありました。こうした御指示を踏まえ、警察において各種対策を強力に推進するよう指導してまいります。
問 御就任に当たっての抱負をお願いいたします。
答 振り込め詐欺や子どもが被害者となる事件が発生しており、犯罪情勢は依然として厳しいと思います。そのような中、政府の治安対策の責任者である国家公安委員会委員長という重責を担うこととなり、身の引き締まる思いでございます。前任の時も申し上げましたけれども、「世界一安全な国、日本」の復活を思っておりまして、全力を挙げて職務に取り組んでまいりたいと思います。
問 「足利事件」で再審が決まったことに対する思いと、再発防止に向けて警察として取り組むべき課題は何なのかお聞かせ下さい。
答 足利事件に関しては、真犯人とは思われない方が長期間にわたり刑に服されることとなったものであり、私といたしましても、大変遺憾でありますし、申し訳ないことであると考えております。本件捜査の問題点等については、現在、警察において検討を進めているところと聞いているわけですが、この検討をしっかり行うことが何よりも重要であります。このような事案が二度と起こらないよう警察を指導してまいりたいと考えております。
問 北朝鮮による日本人拉致事件の解決に向けて、今後警察としてどのように取り組んでいかれるのかをお聞かせ下さい。
答 この事案は、我が国の主権を侵害するだけではなく、国民の生命・身体に危険を及ぼす治安上極めて重大な問題であると思います。警察は、今までも御案内のとおり捜査を進めているわけでありますけれども13件19名を拉致容疑事案として判断しており、北朝鮮工作員等拉致に関与した8件11名については、逮捕状の発付を得て、国際手配を行っているところでございます。これら以外にも、北朝鮮による拉致の可能性が排除できない事案があると認識しておるわけですけれども、御家族や関係者の心情に配意しつつ、所要の捜査・調査を進めているところでございます。国家公安委員会といたしましては、事案の解決に向けまして、警察当局を指導してまいりたいと思っております。
問 私共、毎日新聞の取材によりますと、羽田空港の工事を巡って、秘書の方が口利きをしていたことを認められているようで、そしてさらに飲食代を支払っていただいていたことや政治資金収支報告書への記載漏れについても認められておりますが、大臣としてはどのように把握されてますでしょうか。また、責任についてお考えをお聞かせ下さい。
答 この件は、昨年の夏に週刊新潮に掲示されたものでございまして、その時も、皆様方に会見をして、こういう事実はないということを申し上げた次第でございます。それの蒸し返しということになるんでしょうけれども、なぜこの時期に改めてということにちょっと憤りを感じておりまして、弁護士と協議をして法的措置を取るということで進めているところでございます。
問 その件に関してですが、中身をよく読みますと、同じ空港の案件なんですが、話の中身自体が、前回は現金の授受で、今回は飲食店への支払いなどで、若干中身も異なってきています。また、秘書の方もお認めになっているという点では異なると思うんですけれども。
答 一部は認めているけれども、全体の、金銭の授受は一切ないということで、明確に否定をしておりますし、政治資金規正法に関わるということのパーティー券に関しては、記載漏れがあったということで、その辺は修正をするということを聞いております。
問 もう一点、その業者の方との面識というのは、いかがでしょうか。
答 以前、会館で紹介してくれた人のあれで、会ったんじゃないかという記憶があります。
問 調査をするまでもなく、抗議をするという、事実無根ということでしょうか。
答 冒頭申し上げましたように、そういった金銭の授受の事実は全くございませんので、ですから弁護人と今協議をして、然るべく法的措置を取るよう進めているところでございます。
問 先程のパーティー券の関連で二つお聞きしたいんですけれども、一点は、記事によりますと、額として20万円の記載がなかったということになっておりますけれども、なぜこの記載がなかったのか、その理由についてお聞きになっているかどうか、もう一つは、基本的に秘書の方の言い分というのは載ってますけれども、口利き等含めて、秘書の方に対して大臣として何か対応をされる、あるいはもうされた、何かお考えについてお聞かせ下さい。
答 パーティー券の件は、詳しく聞いておりませんので分かりませんけれども、パーティー券だったらば、何か自民党支部に対しての寄付だというふうに聞いてますから、それを記載漏れしてしまったということを聞いてますので、パーティー券とは違うんじゃないかと思ってます。それから、昨年この話が出たものですから、きちっと注意をして、どうなっているんだと、これが事実であれば大変な話だぞということから、極めて強く注意をして、きちっと精査して対応しろという指示をいたしまして、金銭の授受は一切ない、問題ありませんと、それに出てるように、常識的な飲食は一、二度あったかもしれない、もちろんね、それくらいで、金銭の授受は一切ないということで身の潔白を言ってますので、そこは信じています。
問 記事にある口利きの部分については、大臣はどういうふうにお考えになりますか。
答 紹介したけれども、実は倒産しちゃって、企業にこの土を使ってくれと紹介したけれども倒産してしまったのと、実際にはその山を持っていなかったということなので、その時点でもうなかったことにさせてもらいました。
問 解散が取り沙汰されている中、残りの任期が長くとも3ヶ月位しかないということですので、十分な仕事をしっかりしてもらえるんだろうかという懸念も国民の中にあるようなんですが、その辺はどのように受け止めていらっしゃいますか。
答 しっかりやりたいと思っております。いつまでなのか分かりませんけれども、任期中は自分の職責をしっかり果たし、そしてまた、取り組んでいきたいと思っております。
問 隣国の北朝鮮が核実験を行い、それから4月のミサイル発射の折には、日本の国民生活にも大きな影響があったと記憶しておるわけなんですけれども、北朝鮮のそのような状況に絡んで、警察の役割、それから治安に対する北朝鮮のそういう行為の影響、状況をどのように御認識されてますでしょうか。
答 基本的には外交、あるいは国防の分野だと思いますが、あらゆるそういった危機に対して治安維持のためにやるべきことは須くやっていきたいと思っておりますので、具体的に何を想定してこういうふうにやっているということはないにしても、国内における治安維持をきちっとしていきたいと思っております。