国家公安委員会委員長記者会見要旨
1 日時 平成21年9月18日(金)10:19~10:32
2 場所 警察庁第4会議室
3 概要 遅くなりまして申し訳ありません。閣議そのものは、従来の閣議と違いまして、次官会議で調整を終えたというわけではありません。したがって、閣議というのは最高決定機関でありますから、そこで活発な論議が行われると、今日もそういうことで補正予算の問題に関して、行政刷新会議が作られることの決定を受けて、景気対策やあるいは各省庁の補正予算の見直しの在り方、やり方等について、活発な議論が行われたところでございます。
これからも、そういう形で閣議の、閣僚懇談会の中でいろんな意見交換が行われると、このように考えております。
閣議そのものは、申し上げた行政刷新会議の設置、それから行政組織の新設改廃状況についての総務省からの報告、それから総理大臣、総務大臣、外務大臣、それから藤井財務大臣等の海外出張、それから副大臣等の決定、まだ3名ほど調整がついてないようですが、今日中に調整を終えるということで決定をいたしました。
それから、福島国務大臣から「平成21年秋の全国交通安全運動の実施について」ということで、ご発言がございました。福島さんが交通対策の大臣でございますので、ご発言をなさってですね、それを受けて私が発言をすると、こういうことになっていたんですが、福島さん初めてでございますので、私の発言要旨を勝手に読んでしまいまして、大爆笑になってしまいました。私の方からは、毎年、死亡事故は減っているし、今年の8月末でも昨年に比べて181人死者が減っているけれども、65歳以上の方が半数を超えている。また、飲酒運転の死亡事故が減らないと、こういった点で、各大臣がいろんな会合、特に敬老の日等でいろんな所へお出掛けの節には、特にご注意を、あるいは喚起を促してほしい、こういう発言をいたしたところでございます。あとは、総理がお見えにならない間の総理代理は菅さん、こういうことになりました。以上、閣議の大雑把な報告でございます。
問 昨日、タレントでもあり女優である酒井法子被告が保釈されましたけれども、最近芸能人による薬物事件というのが頻発してるかと思うんですけれども、大臣はこの芸能界の薬物汚染について何かご所見ありましたらお願いします。
答 僕、今から12年前に法務大臣を短い期間やらせていただきましたが、その時に、マラドーナの入国を薬物常習犯ということで拒否をいたしました。その後、横浜でエイズ撲滅世界大会というのがございまして、この時は逆にいろんな患者さんが入ることに反対運動が起こりましたが、私は全部入国許可をいたしました。そういう形で、薬物ではありませんが、この問題に常に関心を持ってまいりました。
しかし、近年、薬物の使用、常習の人達がありとあらゆる社会の各層に拡がって蔓延をしている、このことに憂慮いたしています。何の罪悪感もなく、一時の享楽やストレス発散のためにこういうものに手を染めて、そして人生を棒に振る、健康を損なう、家族や友人に迷惑をかける、本当に残念な傾向です。
取締り当局におかれて、徹底的に根絶やしができるということではないでしょうが、警鐘を鳴らすとともに、さらに一層厳しい取締りをしてほしい。今日、記者会見とか何とかと言ってましたが、凄まじい人が寄ってました。こういうことが逆に警鐘となって、芸能界だけじゃなしに、ありとあらゆる所で薬物の使用が減っていくことが望ましいわけでありますが、逆にああいう騒ぎが薬物を、何かどんなものだろうと興味本位で使用が拡がるということがないように祈りたいと思います。
問 昨日、取調べの全面可視化について幾つかお話いただいたと思うんですけれども、全面可視化の際に捜査の武器として、おとり捜査ですとか司法取引等を与えればいいじゃないかと仰ってたんですが。
答 ということを当然考えるべきだと、いいじゃないかと言うような簡単なことではありません。
問 それは例えば、通信傍受ですとか潜入捜査ですとか、そこら辺も含めてということですか。
答 それは、捜査当局やら検察や裁判所や、いろんな所のご意見は、やっぱり聞いていかなければなりません。また、手法も考えていかなければなりません。法の整備もいります。
今日、閣議前の懇談で、私のお隣が千葉法務大臣ですので、法務大臣の記者会見の様子を聞かせていただきましたと。可視化についてのご発言も承りましたと。お互い、民主党の法務の部会でこの法案をやってきたわけですから、マニフェストどおり進めましょうと。しかし、実行するについては、いろんな打ち合わせや段取りや手法が必要ですから、少し落ち着いて、臨時国会の前くらいから話し合いを始めましょうと、このように申し上げておきました。
問 民主党で、参議院に全面可視化の法案を通していると思うんですけれども、大臣お考えの全面可視化というのは、だいたい内容は同じようなものと考えてよろしいでしょうか。
答 はい。
問 それプラスアルファ、いろんな捜査手法を変えるということですね。
答 はい。しかし、今度は与党になっていますから、社民党さん、国民新党さん等も含めて調整もありましょう。役所、先ほどから申し上げたようなご意見も十分聞いていかなければなりません。弁護士会等々、いろいろな在野の方々のご意見、ご判断も必要だろうと考えております。そういったことも含めて調整をしようと千葉さんと話し合いをいたしました。
問 臨時国会の前からとなりますと、来年辺りには法案をというお考えもあるんでしょうか。
答 内閣として、どういう法案をどういう順番でいくかと、何もかも津波が押し寄せる如く一気にというわけにもいかないでしょう。それらの調整も含めて考えていきたいと思います。
問 長官の会見について、内閣官房と協議中というお話でしたけれども。
答 はい、本日電話で松野官房副長官、そして閣議前に、あるいは閣議後も官房長官と打ち合わせを終えました。しかし、発表を申し上げなければなりませんが、この後、警察庁にこういうことでという報告をいたしますので、それ以降の発表にさせて下さい。
問 結論はもう出ているけれども、取りあえず警察庁にと。
答 はい、申し上げなければなりませんので、先に記者会見でというのも、まあ皆さんの問題でもありましょうが、私としては先にと思っております。
問 平野官房長官と直接お話をしたと。
答 はい、はい。
問 先ほど仰ってたものの確認なんですけれども、千葉法務大臣とのお話の中で、臨時国会の前くらいから話を始めようと。
答 はい、話し合いと調整を始めようと。
問 これは具体的に、その大臣間の話なのか、あるいは協議機関のようなものを作るのか。
答 いや、大臣と、僕は副大臣はおりませんから、法務の副大臣やら、そういったものを使って、いろんな所の調整をしていくと、こういうことになります。
問 閣僚レベルの調整ということでしょうか。
答 はい。
問 関連で、司法取引等の何らかの武器を捜査当局に与えない限りは、可視化というのは実施すべきじゃないというふうにお考えということでよろしいでしょうか。
答 僕はそう思ってます。
問 報道各社の内閣の支持率が軒並み7割を超えてますが、どう受け止めてられましたか。
答 大変嬉しいことだと、ご期待の大きさに背かぬように、マニフェストの実行を、これを誠心誠意やっていく、このように考えております。