国家公安委員会委員長記者会見要旨
1 日時 平成21年10月20日(火)10:25~10:44
2 場所 警察庁第4会議室
3 概要 今日は、閣議前に安全保障会議が鳩山内閣では初めてでございますが開かれまして、私も出席をいたしております。防衛大綱並びに来年度の防衛予算といったことについて会議で諮られて、幾つかの議論の下に了解がされました。この中身は官房長官が発表することになっています。その後、9時15分から、今日は皇后陛下のお誕生日でございますから、早めて閣議が行われまして、郵政改革の基本方針についての決定、それから地方分権改革推進委員会第3次勧告を国会に報告することについての決定、それから私の海外出張の了解等々が諮られたところでございます。それから、一般案件で、先だって岡田さんが自分の了解無しに閣議に掛けようとしたというのでストップをかけたという書簡の交換、これが今回、岡田大臣の了解の下に閣議に掛けられて決定をいたしました。その後、総務大臣等が発言をいたしまして、公務員給与の問題、また地方分権改革推進委員会第3次勧告の問題についても総務大臣から御発言がございました。それから、総理大臣から所信表明についての話がございました。政治理念を自分自身の言葉で分かり易く所信については語りたい。友愛社会ということを十分説明したい、それから内閣の基本的な方針を述べたいというようなことがございまして、大体、抜粋が各省庁に明日中に届く、これを各省庁注文があれば出して、22日11時40分に所信表明決定の閣議を開くということになりました。これについて、二人の大臣から注文があったところでございます。その後、予算編成あるいは景気対策等々のことについて、いつも以上に熱心な議論が行われました。以上が大体の閣議の状況でございます。なお、官房長官から更に発言がありまして、臨時国会提出予定法案についての基本的な整理ということが出されまして、まだ一つ法律をどうするかが決まっていない。しかし、ただ大体こういう形で、短い国会、初めての国会ということでやっていきたいというお話がございました。以上が閣議の報告でございます。
問 大臣が韓国に行かれると思いますが、日程等を教えて下さい。
答 22日から24日までということで了解をいただきました。22日の夜に出て、24日の早朝にこちらに帰る予定をいたしております。法務部長、それから行政安全部の部長等のアポイントが取れまして、それから韓日議員連盟の会長にもお目に掛かるという中で役割を果たしていきたいと考えています。ただ、向こうが国会で、何か大臣が全部国会に縛られる日らしくて、何時に終わるか分からないということで、23日の夜の時間帯がまだ決まっていませんので、24日に帰国という予定を組みました。この後、官房長官から、26日以降の国会開会中に外遊したいという副大臣や政務官がもの凄く多いが、これは駄目だと、原則禁止だみたいな話がございまして、とにかく初めての国会、国会対応をする、こういう状況です。
問 今回の訪韓に当たっての御決意等ありましたらお聞かせ下さい。
答 韓国へおじゃまするのは、私にとりましては、もうごく普通のことでありますから、特別の決意とか、特別の何か想いとかあるわけではありません。しかし、承ると、南北日赤会談で韓国政府は拉致被害者500人という数字を明らかにして、その返還を正式に出されたと言われています。韓国政府がそういう対応をお取りいただいたことは日本の拉致担当として、大変歓迎をしている、出来る限り連帯をしたい、こういったことを強く申し上げていきたいと考えています。
問 概算要求で、可視化を含めた勉強会のことを言及されましたけれども、法務省の方も同じく可視化勉強会をやるようですけれども、大臣はそれぞれ1年半から2年掛けて勉強していくと仰ってますが、方向性が同じような形だと思いますし、これを一緒にやってしまおうみたいなことにはならないのでしょうか。
答 検察の取調べと警察の取調べとは、中がまた違うし、手法も違うと考えています。いずれの面でも可視化ということが必要なことだとは思っていますが、警察側が検察の可視化まで口出すことも出来ないでしょうし、検察側が警察の可視化ということ云々というのも制度上は僕はおかしいんじゃないかと、法案としては内閣で出す、また法案として法務担当ということも将来はあるんでしょう。しかし、それまでの研究、制度設計ということについては別だと思ってます。ただ、私の申し上げている、この取調べ全体の近代化、技術化ということに関しての勉強会については、当然、検察、裁判所、こういった所との十分な連携、制度設計、こういうのが必要でありますから、勉強会に於いて検察の代表、裁判所の代表にお越しいただいて御意見を聞かせていただく、こういうのも必要だろうと思っています。
問 ファン・ジャンヨプさんの件は、今回の訪韓ではどのように。
答 どういう形にしろ、お越しをいただけるように努力をしたい、筋道を付けたいと思ってます。具体的な日にちとかは別にして、韓国の政府のOKが得られるように努力したいと考えています。
問 直接、お会いになりますとか。
答 1日の日程ですから、到底そうはいかないので、大変失礼なお招きになるかなと思ってますが、かつて鳩山さんが幹事長時代に、民主党の拉致対策本部長の時にお目に掛かってお招きをいたしておりますので、党としてのお招きは生きていると考えておりまして、それを引き続き前進をさせていこうという思いでおります。
問 23日というのは、向こうの国会の日程もということでしたけれども、なかなかそこが、お昼間の御日程が。
答 僕は、25、26でおじゃましたいと思って日程を作っていたんですが、どうやらこうやら26日が、どうかこうかといういろんな噂がある中で、内閣の一番最初の所信表明演説(の日に出張するのはどうか)という思いで日程変更いたしました。まだ正式に国会の召集日やら所信の日程やら確定してはいないわけですが、どうやらその辺に行きそうなものですから前倒ししてよかったと、その分、韓国の皆さんに随分、御迷惑を掛けるということになりました。
問 可視化の話なんですが、千葉法務大臣とは臨時国会前にまた話されるのでしょうか。
答 この前一度話し合いをいたしました。今度また私が外遊中の臨時大臣を務めていただきますので、またお礼も申し上げなければなりませんから、そういう時期にも話し合いをしようかと思いますが、今のところ予算の中でこれが認められたら勉強会の中身をもう少し詰めようかと思っております。今日は夕方に細川君に来ていただいて、死因究明の勉強会について少し相談をしようと思っております。彼が何と言っても情熱を傾けてこの3年ほどやってきてくれた問題ですから、彼にも十分な理解をいただいた上でこの死因究明の勉強会もスタートしていきたいと考えています。
問 予算が付いてから新しい捜査手法についても千葉大臣と。
答 そうですね。だけど、お互い別の形で勉強会をするということについては何の異論もありません。
問 拉致対策本部を新しく立ち上げましたが、情報収集の強化ということでありましたけども、訪韓に当たってその辺は向こうにどういうふうに受け止められているとお思いでしょうか。
答 向こうには僕が大臣になったということ、拉致対策本部のメンバーが四人でスタートしたことを含めて、強い鳩山内閣の意志が伝わっていると思います。また、韓国大使にもお目にかかり、韓日議連のイ・ソンバクさん、大統領のお兄さんにもこの点は伝えておりますから、韓国政府も受け止めていただいていると考えております。帰りましたらお話しの拉致対策本部の日程調整を急いでもらおうと考えております。
問 予算の関係で、拉致対策本部の人員と共に予算を拡充していきたいと仰ってましたが、今回は事項要求という形で行うのでしょうか。
答 現状プラスアルファという形で出しています。数字の詰めは事務方でやっております。しかし、取りまとめに間に合わないと言うので現状プラスアルファという形で内閣府として出しておくから御了解をということでしたから、現状というなら補正予算の分と合わせて現状にしてくれと。プラスアルファは大文字で書いといてくれとこう言っておきました。
問 プラスアルファを含めた大体の規模と言いますと。
答 最低これくらいにしてくれと藤井財務大臣には言ってあります。
問 その規模は。
答 まあ、今の補正合わせた金額の2倍は超えます。
問 今回の訪韓の意義・目的をどう見ているかというのをお聞かせ下さい。
答 一つは警察担当ということもありますし、そういう意味での定期的な交流、これも強めていきたいと思っています。これは、やはり日本国内の治安、暴力団あるいは麻薬、銃器の輸入等いろんな社会事犯に対応していくには、日本と韓国の警察当局が密接な連携を取ることは必要です。この間、シンガポールで部長にお目にかかった時もお互い合意しているわけです。そういった相互交流という意味で、訪韓をする。これが一つであります。もう一つはやはり拉致の問題での情報。日本が情報をそう持っているわけではありません。従って、韓国にあるであろう情報を今まで以上に日本に提供していただく。それから、北朝鮮に対するいろんな政策を共同歩調でやるといったことの確認。そのことが大事だと考えています。
問 改めてお伺いしたいんですが、ファン・ジャンヨプ氏とは別に、拉致被害者家族の方はキム・ヒョンヒさんの招聘を求めているんですが、今回の訪韓では。
答 まあ、順番がありますから、まず最初にファン・ジャンヨプさんを招聘する。こう考えております。できたら国会での御要請に応じたいと考えておりますが、国会の会期も短こうございます。そういったタイミング等を考えながら向こうと連携を取りたいと思っております。