国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成21年12月1日(火)8:46~9:00

2 場所 衆議院議員食堂

3 概要  今日は閣議前に、総合海洋政策本部会合が開かれまして、海洋管理のための離島の保全、管理の在り方に関する基本方針といったものが承認をされました。

閣議は、決定等あるいは答弁書の作成等議案の後、幾つかの大臣、福島さんから障害者週間、それから総務大臣から「契約における実質的な競争性確保に関する緊急実態調査」の結果、これについては私共警察も幾つかの点で御指摘を受けておりまして、事務方に早速対応を命じたと言いますかお願いをしたところでございます。また、事業仕分けについても仙谷さんから閣僚懇において発言がございました。そして、前原さんから「自分の省では、政府関連公益法人の幾つかについて既に事業仕分けをやっているが、国交省だけで1,100位あって到底足りない。是非、4,700ある政府関連公益法人の事業仕分けを与党あるいは内閣を挙げてやるべきだ」という発言があり、数人の閣僚から賛成だと、徹底してこれをやろうという意見が出ました。仙谷さんから「必ず来年度これを事業仕分けとしてやるんだ」という決意がありました。「それは、中身ではなしに存廃だな」という確認も閣僚の中なら出て「存廃だ」ということで、来年度の事業仕分けということは、政府公益法人の存廃の仕分けということになると、その基準は今年既にもう幾つか示してあるんだというのが仙谷さんの話でした。これに関して、それと同時に公務員の制度をきちっとしてやらないと、58歳位でそういった所へ行った人の働き口の確保やら、いろんなことがやはり問題となってくるという議論もありまして、早急にそれらを総合的にやれるようにしようということになりました。それから、タバコ税について厚労大臣から御発言がありました。また、観光立国推進本部設置について、前原さんから御発言がございました。これは特に観光客をもっと私共の日本へ招く。これについての推進本部ということでございますが、作ることについては何も反対ではありませんが、前原さんの目的は主に中国観光ビザの全面開放ということにあって、前々からお話がございました。今のところ、中国においては団体規制とか、あるいは収入によっては団体ではなしに個人でということでチェックを入れていますので、あまり潜る人はいないという現状ですが、ここのところの不安が警察内部においては十分解消されていません。前原君の下で副大臣、政務官の会議をやるということですが、僕のところは政務官、副大臣がいないんですね。どうしても官房長、役人が出席ということになりますと、ちょっと席が同じではなしに外れる。そうすると役所の人が発言し難いというような状況でですね、前原君には「警察は中々、対応が難しいよ」ということは伝えてあります。昨日、バンコクへ行って帰ってきたことは御承知だと思いますが、ここなんかでは日本から140万人位タイに1年間行っていると、またタイの人は日本をわりかし好きで行きたいと言うんだけども一回一回観光ビザを取らないといけない。よその国は数次のビザが出る。したがって簡単にその国が好きなら何回でも行けるんだけれども、日本は一回一回だと、手続きが非常に煩雑だと、これと何んとかしたらどうだと、何度か陳情を受けたこともありまして、前原君には「そういったすぐにできるところから直していったらどうだ」というようなことを申し上げたところであります。

閣僚懇の中では、国民及び職員から意見聴取ということで、仙谷さんの方から、公務員から行政サービスに対する不満、自分達で感じている矛盾というようなものを受け付けて、行政刷新に繋げていきたい。そういう声を上げても、役所の中で不利な立場にならないように十分配慮してやってほしいという話がございました。かつて警察も裏金事件でいろんなことがあって、勇気を出して声を上げた人が極端に職場でいじめに遭ったという事件も幾つか承知をいたしております。帰りまして、これは一度、警察の幹部に十分要請をしていきたい。そして、現場の声が、あるいは現場の行政に対するいろいろ意見がスムーズに上へ上がってくる、こういう風通しのいい組織というものも考えていきたいと思っています。

なお、昨日は全国公安委員会連絡会議がございました。本会議の都合で締め切り間際に飛び込んで、そのまま懇親会におりまして、大半の全国の委員の皆様と名刺交換をしまして、短い時間ですが意見交換をさせていただきました。特に皆さんからは、来年度補正で今頑張っておりますDNAの促進のために冷凍庫あるいは運搬車、キット、こういったことを重点的に整備するということについて、圧倒的な「頑張れ」という声をいただきました。また、死因究明についても「是非これは進めるべきだ」というお声を頂戴しました。ただ、やはり可視化については少し不安がいろいろとあったようで、私がこういう勉強会をやって、やるんだということで、「それならば安心だ」という声もたくさんございました。同時に、各地域の公安委員会の在り方、事務局の状況等についてももっと意見を聞いて思い切って公安委員会が有効活用されるようにしてほしいという声が多かったです。大変有意義な意見交換会でした。以上報告といたします。

問  今、お話にありましたけれども、タイに行ってこられて、仰ってきたことと各国の受け止めを御説明いただけますでしょうか。

答  韓国の国会議員が従来になく数が多かったということが一つです。それから、各国の意見表明の中では、中国が北朝鮮に対して、もっと人権問題や国際社会へのソフトランディング等に協力すべきだという声が強く出されたのが印象的でした。タイは、私が想像していた以上に脱北者が駆け込んでいるという話もタイの方々から聞かせていただきました。ここら辺との交流も含めて情報収集を一度考えていきたいとも考えています。

問  結局、前原さんの観光立国の勉強会は警察からは誰も入らない。

答  官房長か誰か、勉強会ではなしに本部ですから、観光立国本部、それはそれで誠に結構なことなんだけど、各省副大臣となると僕の所はいませんから、副大臣が揃った会議で警察だけ役人が同じ席に座るというわけにはいかず、ちょっと後ろになるんですね。そうするとやはり発言しにくいらしい。だから僕の方から政府へいろんな時に使える人、僕が出て行ったらまた副大臣クラスは煙たがってものも言えなくなるということもありますから、難しいところですね。