国家公安委員会委員長記者会見要旨
1 日時 平成22年3月2日(火)8:36~8:45
2 場所 衆議院議員食堂
3 概要 閣議は、所要の案件を処理しました後、総務大臣、厚労大臣から失業率、有効求人倍率等の報告がありました。依然と厳しい状況ですが、最近、少し持ち直しの傾向があるというようなデータの報告でございました。それから、岡田外務大臣からチリの大震災に対する援助で300万ドルの無償資金協力、それから、1日に緊急援助物資、国際緊急援助隊医療チームの派遣を決定したと、しかし、チリの政府から医療のチームの派遣は見送ってくれと、野外病院はほしいけれども人はいらんという話なので、急遽見合わせているというような御報告がございました。私や原口さんや前原君から、日曜日の災害対策本部の中での協力について、それぞれお礼と話がございました。私からは、「農作物あるいは海産物等の被害は出たけれども、人的被害も無くて順調に本部も機能してそれぞれお世話を掛けた。しかし、その中で幾つかの課題も見えてきたので、今後、より良い防災あるいは緊急対策としての機能が果たせるようにやっていきたい」という話を申し上げました。原口さんからは、「住民の避難率が少し上がって5パーセントになった。しかし、5階建ての建物に住んでいる人も避難しなければならないのかとか、いろんな問題がある」というような御指摘がございました。これは、避難率の低さということについてどう考えるべきか、今日、気象庁にもお越しをいただきますが、いろんな検討をこれからしていきたい。地方自治体とも十分な連携を取って、有効な対策というものはどうあるべきか考えていきたいと思っています。それから、気象庁が何か少しお詫びの会見をされたということで、前原さんは気象庁に対して「詫びる必要はない」と言ったというお話をされておりました。総理からも、「気象庁の対応は間違いではなかった」という御発言があったところでございます。私は、対策本部におりまして、気象庁のあの発表は、それはそれで適切なことだったと思っていますが、国民の皆さんは、津波は第1波がドーンと来るんだとお思いになっていらっしゃった。だから、第1波が10センチとか30センチといったら誰も避難しない。だけど、気象庁は「数時間後にもっと強いのが来るんだと言っていた」と言うんですけれども、いっこう誰も知らなかった。本部におきましても、いろんな議論が出たら、途中で60年前のデータを出して来たんですね。それには、5時間後に大きな波が来たとか、15時間後まで続いたとか、津波の状況がデータとして残されていたわけです。それなら、それをもっと早く出すべきじゃないかというような議論が一昨日あったわけでございます。こんなことを踏まえて対応したい。それから、気象庁の方も真面目ですから、記者の皆さんに資料を配って淡々と説明されていると、しかし、朝の9時過ぎに新聞記者の皆さんに資料を配って読み上げても、それは夕刊で出てくるのは夕方ですから、やはりテレビを使って国民の皆さんに発表するんだというやり方をしたらどうだと、僕は12時過ぎに本部に入ってから気象庁に申し上げました。夕刻は、少しデータやら持って、テレビ向けに努力をしておりましたが、色で説明するとか、もっと画面を大きくするとか、あるいは立ってやるとか、そういうことができていない。だから、これからもう少し国民に対する発表の仕方等を工夫してほしいというようなことを含めて、災害の担当者として議論をしていきたいと考えています。
問 大臣は今、先ほどの災害対策本部の中で幾つかの課題も見えてきたというような、今仰ったようなことも含めて、お話をお願いします。
答 まあ、ああいう津波のデータが少ないから、なかなか判断が難しいのですが、もう少し大津波警報あるいは津波警報のレベルダウンを素早くできなかったのかという問題があります。あるいは、津波警報というのは1メートル以上ですから、1メートルから3メートル予想がされるわけでございます。東京シティーマラソンは悠々とやっていると、これはこれで東京都の御判断なのでしょうが、東京都の担当者がNHKに「1メートル以上は来ないということなので決行した」と仰っておるが、津波警報というのは1メートル以上ということですから、ここら辺の勝手解釈なのか、何かのデータなのか、それはそれでおやりになって別に何も文句を言っているわけではありませんが、警報出しても意味がないということになりますと、次回の警報を信用されなくなります。だから、ここら辺をもう少しきちっと対応をお願いするように、更に厳密なやり方を考えたらどうだろうと、大津波と津波の間が1メートルと3メートル以上とありますから、この間にもう一つランクを設けられるのかとか、何かあるのかなと思ったりいたしております。しかし、今回の経験で津波というのは、第1波からドーンと来るのもあれば、第1波から何波も重ねて、2、3時間後に大きいのが来るという津波もあるとか、国全体として新たな勉強をしたと思っております。これらを基にまた、いろんな対策を考えていきたいという思いです。