国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成22年3月11日(木)11:39~11:45

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  定例会議の状況について申し上げます。委員長は欠席、委員は5名出席であります。本日の議題案件につきましては、「人事案件について」、「国家公安委員会委員長に対する行政文書開示請求に関する決定について」、それぞれ説明がございまして、原案どおり決定となりました。報告事項につきましては、資料にお配りしてあるとおりの報告が警察庁からございました。以上でございます。

問  長官に質問いたします。日曜日に韓国への出張ということになりますけれども、それに先立ちまして、この間、韓国警察の方で新宿でのティファニーの強盗事件に絡みまして、台湾とも連携の上、容疑者を逮捕しましたが、この事件の連携等から、今後の韓国あるいは東アジアの警察との協力関係等で何らかの意義、教訓等が得られましたら、教えて下さい。

答 (長官)今、御指摘の新宿で発生した強盗事件につきましては、日本、韓国及び台湾の警察当局が、防犯カメラの画像や現場遺留指紋等の捜査資料・情報を迅速に交換・共有することによりまして、韓国において被疑者を早期に逮捕することができたわけであります。今回、海外で発生した事件との類似性・共通性の分析が、犯人検挙につながったことから、やはりこのような共同オペレーションを成功させるためには、事件捜査の国外波及性を早期に的確に分析することが重要であるということを改めて思いました。今後、海外捜査機関との信頼関係を強化して、事件発生時の相互連絡を一層緊密にするということが大事であり、そのためにも、この度訪韓することとした次第であります。

問  長官にお聞きします。本日の公安委員会の報告にもありますが、生活安全局の自主防犯活動のボランティア団体の件なんですけれども、資料によると参加する人数、団体も増えているようですが、現状についてのお考え、それから今後の在り方についてお聞かせ下さい。

答 (長官)数字については資料のとおりであり、それをどう見るか、課題は何かということだと思いますが、やはり安全・安心な地域社会を実現するためには、警察だけの努力では十分ではないということで、地域住民による自主防犯活動というのを非常に重視して警察も支援してまいったわけであります。その結果、防犯ボランティア団体が増加し、また、その活動が活発化しているということであるわけで、これは非常にいいことでありますが、同時にまた、そのこと自体が、地域社会の連帯感の強化にもつながっているのではないかということで、これは治安そのものではございませんけれども、そういう効果もあるものと期待しております。警察としては、防犯ボランティアの活性化に向けまして、これまでも防犯パトロール用品の貸与とか地域安全情報の提供とか、あるいは警察との合同パトロール等の実施というような活動をしておりますが、引き続き、こうした活動を推進してまいりたいと思います。

ただ、課題もありまして、例えば、防犯ボランティアにつきましては、構成員の高齢化が進んでいるというのも否定できないことでありまして、今後は、若い世代の参加をいかに促していくかということが重要だと思います。そういうこともあり、警察庁では、若い世代の参加促進を図るために、大学生等による活動に対して、今後、重点的に支援してまいりたい。そういうことによって、この防犯ボランティア活動の国民的な拡がりを図っていくことが大事ではないかと思います。そういうことで、来年度は、大学生等に対しての参加促進を図る努力をしてまいりたいと思っています。