国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成22年3月25日(木)11:56~12:15

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  国家公安委員会は、順調に議題案件等を処理をいたしました。お手許に配付しているとおりでございます。警察庁予算監視・効率化チームの外部有識者を作っていただきまして、その契約における実質的な競争性確保に向けた取組み、これらについても同じチームでおやりいただくということでございます。それから、総合セキュリティ対策会議の取組状況の報告、あるいは神奈川で起こりましたDNA型データベースの記録の誤りについて報告がございました。終了後、委員の皆さんから、このセキュリティ対策会議における児童ポルノのインターネット上での取締りについて、幾つか質疑が出て、総務省とできる限りの交渉をしたいという警察側の話がございました。また、DNA型データベースの記録の間違いについては詳細に報告がございまして、委員の皆さんから、犯人を早く検挙してほしい、そして、こういう間違いを起こさないように、同時にDNA型データベースの構築に全力を挙げている最中だから、こういったことで支障の出ないようにという大変有り難い意見がございました。また、始まる冒頭、本日、11時半に沖縄県警本部長が米軍の基地指令に対しまして、交通安全について申し入れをするという報告もあったところでございます。以上です。

  長官にお聞きします。DNA型鑑定の神奈川県警の先ほどの記録の誤りの問題なんですけれども、こういう問題が起きるとデータベースの信用性とかにも影響があるかと思うんですが、この問題への御所見と対応策等について何かありましたらお願いします。

答  (長官)今の件につきましては、先ほど大臣から公安委員会の議論が紹介をされたわけでありますけれども、こうした事案というのは当然あってはならないことであり、事案が発生したことは遺憾だと思います。本件は現在調査中であり、その結果を踏まえた再発防止策というのが必要となってくるわけですが、警察庁としては早急に、被疑者の面前で資料を収納し、収納した袋に被疑者の署名及び封印を行うということを大多数の県ではやっていますが、一部まだ導入していない所もありますので、全県で早急に徹底させること、もう一つは、各県の科捜研における一連の業務手順の統一化を図るという対策を講じまして、DNA型データベースの信頼の確保に向け更に努力してまいりたいと考えています。

問  長官にお聞きしたいと思います。先ほど、大臣からもお話のあった総合セキュリティ対策会議の児童ポルノのブロッキングの関係についてお聞きします。今回、報告書がまとまって、いわゆる結論的には、なかなか一つの結論ということにはいかなかったようですけれども、その前に3月19日には別の民間団体の方でも別の報告書をまとめているということもあるようですけれども、今回まとまった報告書についての長官のお考えをお聞かせ下さい。

答  (長官)御案内のとおり、ブロッキングにつきましては、諸外国の例を見るまでもなく、ネット上の児童ポルノの流通防止を図る上で欠くことのできない手段でありまして、その実施に向けての検討というのは、当面の重要課題であると認識しております。この度、児童ポルノ流通防止協議会では、この問題が議論されて、違法性阻却事由としての正当行為あるいは緊急避難に当たるかどうかが議論されて論点整理がされたということであります。最終的な決着は、今後の議論に待つところでありますけれども、今、御指摘のような研究会の報告に緊急避難というものが示されておりますけれども、仮に緊急避難としてしか違法性が阻却されないとされた場合には、ブロッキングが許されるには、児童ポルノが捜査協力の得られない海外のサーバに蔵置されているケースや、あるいはサイト管理者が海外にいて連絡が取れないケースに厳しく限定されることとなり、ブロッキングが実効性のある手段にならなくなってしまう危惧があるのではないかと考えております。いずれにしても、この問題は、犯罪対策閣僚会議の下に設けられた「児童ポルノ排除対策ワーキングチーム」において、最重要課題の一つとして、これから議論が行われますが、警察庁としても、早期に結論が得られるよう努力してまいりたいと思っております。

  長官にお尋ねをいたします。3月の始めに警視庁の城東署管内で取り扱った遺体について、本来は行政解剖が不要な人であるにも関わらず、東京都の監察医務院において行政解剖がなされたと、まだ原因は調査中なんでしょうが、これもあってはならないことだと私は思っておりまして、この件についての長官のお考えと再発防止に向けたお考えがあればお願いします。

答  (長官)今、御指摘のように、これは絶対にあってはならない事案であります。そこで、本事案を受けまして、警視庁におきましては、死体の判別を容易にするために死体を覆うシートに識別のためのシールを貼付する新たな制度をこの度導入するなどして、今後、絶対こういうことが起きないような再発防止策を講じております。このような防止策というものを各県も徹底するように、これから指導して、二度と発生しないような防止システムを構築してまいりたいと思っています。

答  (大臣)死因究明の勉強会でも事例として取り上げて、その中でも勉強していただこうと思っております。

今朝の公安委員会は10時からでございましたので、冒頭、委員の皆さんに私事でお騒がせをしていますと申し上げて、先ほど報告をいたしました議事を進行いたしました。官房長官から途中、11時半に官邸へお越しいただけないかというお話がありましたので、記者会見を12時に伸ばしていただいて、公安委員会終了後に官邸に行ってまいりました。官邸では、4、5点について官房長官からお問い合わせがございまして、私の方からお答えを申し上げたところでございます。総理の方に報告をしておくというお話でございました。私の方からは、予算が通った明くる日、反転攻勢で頑張らなくてはならない時に、私事でお騒がせいたしますというお詫びだけ申し上げたところでございます。そして、帰ってここへ出て来たというのが現状でございます。何か御質問があればどうぞ。

問  差し支えない範囲でお願いしたいんですが、官房長官から4、5点のことについて問い合わせがあったということですが、具体的にどのようなことでしょうか。

答  (大臣)白タクのこととか、カードのこととか、映画館の時に地震の連絡はスムーズに付いたのかとか、というようなことでございました。後、何か御説明を申し上げたと思うのですが、余りの記者さんの多さに呆然として忘れております。途中で思い出したら、また申し上げます。

  それについて、大臣からどのような回答をされたんでしょうか。

答  (大臣)女性とは、もう6年位のお付き合いですよということ、それから、前の宿舎でお願いをしていたお掃除のおばさんが、今、赤坂で、できないということでしたので、なかなか見付からないので、彼女に週一遍掃除に来てもらっていると、そういう意味でカードを渡しました。カード自体、規則的に何もおかしなことをしているわけでもありません。4枚を預かっていると思うんですが、2枚は僕が持っていまして、1枚は会館の事務所が預かっていると認識しております。映画館は、どうして僕が映画館へ入ったのが分かったのかさっぱり分からないのですが、映画館へ入ってシャーロック・ホームズという映画を観ている途中で携帯が振動したので、すぐに外へ出て、そこにおります松家秘書官に連絡をいたしまして、どこどこで震度幾つの地震が起こって、今のところ被害はそれほどありませんと、東京は震度何々でしたという報告であったように思っています。聞いて、またいつでも連絡下さいと言って映画館へ入りました。秘書官に、映画館にいるとも言わなかったな、よく映画館というのが分かったんだなと僕は思っております。その日は、2時過ぎから、どうしても極秘に会わなければならない拉致関係の人がおられまして、本当に気を付けて、全く分からない場所で2時間ほどお目に掛かって、それから出て来て有楽町の角で降りて映画館に入ったんですから、どこから尾けられているのか、拉致という情報や国家公安委員会委員長で尾けられているのが全く分からないというのは本当に恥ずかしい話だなと思っています。

問  官房長官からは、何か具体的に、大臣に指示なり注意とかというものは何か。

答  (大臣)十分お気を付け下さいということでした。

  官房長官との問答の中でも出たそうですけれども、白タクを利用したのではないかという指摘等があるわけですが、これについては。

答  (大臣)これは、夜、お店を出た時にお店の人が、タクシー乗り場まで歩いて、そこで寒い中並ぶのは大変だし、大臣だから、車呼んでありますからというので、それを使わせてもらいました。それが、白タクであったかどうかは、僕は知りません。あれも、そういえばどうして分かったんだろうね、大したもんだ。

問  確認なんですけれども、鍵を貸し出すということは、規則上は問題ないと。

答  (大臣)何もないですよ、お調べ下さい。管理しているのは民間会社ですし、国が管理していませんから、PFIの中でやっています。規則も、朝も確かめたんですよ、受付でね、届けがいりましたかって、いえいえ結構ですという話でありましたし、衆議院の方へも問い合わせましたが、一切、そういう規則はありません。こんなことで騒いで、規則を作って他の国会議員に迷惑が掛かっちゃ僕が辛いな、恨まれるなあ。是非、そこのところはお手柔らかにお願いいたします。僕自身の事じゃなしに、みんなが迷惑するんだろうと思っています。

  確認なんですが、今日は官房長官からは厳重注意とか、そういう話ではないということでいいんでしょうか。

答  (大臣)十分、気を付けて下さい、これだけです。はい、承りましたと言って帰りました。

問  念のための確認ですけれども、進退に関する話も官房長官との会談では一切でなかったと。

答  (大臣)全然ありません。思ってもいません。職務に精励します。

  女性の方は、いつから鍵を持っていらっしゃるかというのは。

答  (大臣)いや、よく覚えていません。宿舎に入った時からじゃないですか、お掃除をお願いしていますから。

  あそこが出来てから。

答  (大臣)僕が入ったのは、一昨年の4月です。

  お話ですと、全く問題がないという認識だと思うんですけれども、官房長官は。

答  (大臣)あの、すみません、何か問題があるんならはっきりと言って下さい、構いませんよ。どうぞ、仰って下さい。

  官房長官は、十分気を付けて下さいというのは、何に気を付けて下さいと。

答  (大臣)書かれることでしょう。僕は、ああいう記事が女房の13回忌とどうして結び付くのか、未だに分かりません。分かる人がいれば教えて下さい。

  そこは、官房長官は明言されていないんですか。

答  (大臣)全然。寺まで撮りに来たんだなと2人で言っていました。

  護衛の方を付けていないというので、職責上。

答  (大臣)これも官房長官に聞かれました。警備上、どういう時にどうだこうだというのは言えないということになっています。したがって、私もコメントは非常に難しい。ただ、去年、オバマさんが来た時に、SPを待たせて車を外に置いてカラオケを歌っていたじゃないかと書かれて非常に辛かったのを覚えています。

以上、それだけだな。どうぞ、また何かあったらいつでもお尋ね下さい。