国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成22年5月13日(木)11:53~12:03

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  定例の公安委員会が、全員出席の下に行われました。議題、報告、それぞれ了承をされたところでございますが、この中で、「平成21年中における自殺の概要について」という詳しい統計が報告されました。これにつきまして、髙木委員の方から、「失業と自殺の相関性というのは、この10年間の状況を見るとあるのではないか。これについて、少し実際的に研究をするということを提案したい」というお話がございまして、私の方で福島大臣に伝えて対応すると、こういったことを申し入れることになりました。また、私の方から、21年の自殺の実態が翌年の5月というのは遅すぎると、これに対して自殺率というのを出しますが、これは人口がきちっきちっと分かっていかないと出せないんだと、また、長谷川先生から、「この数値が一番大事なんだ」という御指摘もいただきましたが、じゃあ、人口というのは一体いつの人口なんだと、1月の人口なら1月の人口ということを決めて、そして、それでやれば2月中には出るじゃないかと、前年の自殺の状況ですね。ちょっと早く統計を作って、対応ができるようにしてほしいということを申し上げたところでございます。

その後、葛西委員のアメリカ出張の報告がございました。これは、高速鉄道網の売り込みの方ではなしに、公安委員といたしまして、アメリカのテロ対策について3日間ほど集中的に御勉強をいただきまして、この報告が、この間のニューヨークのテロ未遂事件の直後なだけに、この関連も含めて御報告がございまして、このテロ対策につきまして、いろんな議論が出たところでございます。

また、髙木委員の方から、運転免許の自主返納について、地域の公安委員の方から、返納した場合にはカードがもらえて、タクシーやバスの割引はあるが、JRの割引は今のところないので、葛西さん、割引をちゃんとやってくれという公安委員同士の話かどうか分かりませんがお話がありまして、かなりの数の返納があるという報告を受けました。去年だと、6万人位あるということのようでございます。これらを受けて、これらの人達の足が不自由なわけでありますから、私共もそういった対応について申し上げていきたいと考えております。

なお、現在、採用抑制に対する交渉が行われておりまして、警察庁についても内閣の方針ということでありますから、当然、これはこれで従っていただくわけでありますが、その中でも、かつかつの人数でやっている皇宮警察については、これ別枠にしたらどうだとか、いろんな意見を今、総務省に対して申し上げているという報告もございました。私も含めて、警察の対応方針を了としてお手伝いしようということになっております。今日、明日、ギリギリの折衝が行われると考えているところでございます。私からは以上でございます。

問  長官にお聞きします。自殺の発表の件でございますが、警察としても最近はいろいろ対策ということで、早めのデータ集計や公表等、最近変わった点がありますが、今後も自殺対策として、警察として何か御所見があればお願いします。

答  (長官)先ほど、大臣からお話があったとおりでございますが、自殺対策というものは、非常に今大事でございますので、警察としては、情報提供をできるだけ早く行うということを、更に努力してまいりたいと思います。同時に、自殺を予防するため、インターネット上の自殺関連情報対策や自殺予告事案等への対応ということも、警察としては同時に進めていくことによって、更なる努力をしてまいりたいと思います。

答  (大臣)この自殺の分析というのは、かなり細かい分析になっていまして、初めの頃は内閣府へあまり出されていない情報でございまして、福島大臣からたっての御要望があって私の方で提供すると、プライバシーということにも触れる点もありますから、十分慎重にしながら提出をいたしております。同時に、鳩山内閣になりましてから、自殺者が減り始めておりまして、3月はこの間御報告いたしましたように、かなり大幅に対策月間として減った。したがって、これからも自殺防止ということについて、警察も含めて全省庁で対応して、早く3万人を割るという状況を作っていきたいと思っています。3万人を割ってもまだ多いわけですが、しかし、とりあえずこの3万という驚愕的な数字を割り込まないといけません。そういう意味で、9月までですから、あと4か月ほど全力を挙げていきたいと思います。

問  大臣にお聞きしますが、児童ポルノなんですけども、ブロッキングについて6月の犯罪対策閣僚会議で取り上げられるそうですけど、ブロッキングについて、総務省の識者の会合で、緊急避難の場合はいいのではないかというような報告がまとめられたんですけど、その考えについて大臣としての考えをお聞かせ下さい。

答  (大臣)ブロッキングということについては、私を含めて捜査当局もかなり神経を尖らせて、特に削除要請等を頻繁に繰り返しております。しかし、削除要請から削除が実行されるまでの期間が掛かり過ぎる。この間にあの醜悪な、情けない画像がどんどんと提供されているということは本当に情けないことでありますから、私共はブロッキング、これですと1週間位でできるわけですから、これをやかましく申し入れているわけでありますが、通信の秘密、表現の自由というようなことでいろいろと議論がありまして、過日、原口総務大臣がアメリカでブロッキングもやむなしという御発言をいただいたことは大歓迎をいたします。もちろん、法の下にやるわけでありますから、明確な基準、ルール、こういったものも早く作るべきだと考えております。同時に、国会が一日も早く、児童ポルノの単純所持も犯罪だと、罪だと、これをきちっと法律化をしてくれることを私個人としても強く要請をしていきたい。また、努力もしていきたいと考えています。