国家公安委員会委員長記者会見要旨
1 日時 平成22年5月21日(金)8:28~8:38
2 場所 衆議院議員食堂
3 概要 今日は8時からの閣議でありました。皆さんも早くから御苦労様です。かなり調整がいりました、国家公務員の新規採用抑制の方針が決定をして、案件として出されたところであります。私共、現場を持つ警察庁といたしましても、いろいろと議論があったところですが、最終的に前年の7割くらいのところをトータルとして確保できたと、ギリギリでやっていただいている皇宮警察等は抑制無しということで決着したということをもって良しといたしております。これからも、大いにそういったところを議論しながら、協力していかなければならないと考えております。
閣議におきましては、農林水産白書、それから今の新規採用抑制についての原口大臣の話等が出たところでございます。それから、閣僚懇におきましては、行政刷新会議について、それぞれの大臣の御発言、また、特別会計について内閣府特命大臣の枝野さんの発言、こういったものがございました。また、独立行政法人の契約状況の点検・見直しということで、総務大臣から発言がございました。これについて、川端文科大臣から、「いろいろな契約等の見直しをしているけれども、一律に必ずしもいくものではない。例えば、こういう食堂の契約なんかも、1年と区切られると、もうやってくれる人がいないというようなことを含めて、在り方を考えてほしい」という話がございまして、枝野さんからも財務大臣に対して、「こういう問題に対する財務省の予算の在り方等を含めて議論をしたい」という話があり、財務大臣は、「どんどん、注文を付けて下さい」という話をいたしておったところでございます。
原口さんが、北朝鮮問題で、自分の役所の政務三役含めて警戒態勢を敷いたという言わずもがなの話が出まして、岡田さんから、「何があるか分からないという中で、各役所、対応をしてほしい」という話がございました。これを受けて私から、あるいは防衛大臣、国土交通大臣から、それぞれ例えば海上保安庁、防衛省、私共の警察の対応の話が出たところでございます。警察庁長官も、この24日から海外出張の予定でございましたが、昨日、取り止めるという報告がございました。全力で、宮崎の口蹄疫もあり、これらもあり、週末にかけて各大臣が油断なく対応するということを申し合わせたところでございます。同時に、平野官房長官から、「国会の法案の処理等でかなり遅れている委員会もある。これらの成立に向かって、各大臣一層協力をしてほしい」という御要請もあったところでございます。以上です。
問 哨戒艦事案の拉致問題に対する影響というものは、どういうふうに見ていらっしゃるでしょうか。
答 直接にどうこうということではありませんが、国際的に北朝鮮に対する批判が強まる、そういう中で、北朝鮮が大いに方向転換をするというようなことがあれば、プラスの面も出てくるだろうと考えていますが、今すぐどうだこうだという影響があるとは考えていません。ただ、こういう時期でありますから、国際間の連携を取って情報収集に当たっていきたいと思っています。
問 韓国は、この哨戒艦の事案を受けて、国連安保理の制裁について提起する考えで、一方、中国は慎重な姿勢を見せておりますが、その中で日本が果たすべき役割と、国連安保理制裁の見通しについて、大臣の御所見をお願いします。
答 24日に、李明博大統領が韓国の方針を発表されると思います。これを受けて、各方面で協力要請があろうかと思います。韓国は今、国連の安保理のメンバーではありませんから、制裁決議を求めるなら日本なりアメリカが提案をすると、他の国と一体となって提案をすると、こういう行動を取ってやらなければならないし、また、もちろん、これを成立するためには中国の協力も欠かせないことは御承知のとおりです。日本も全力を挙げて、外交的努力を果たすべきだと僕は思っています。
問 今回の哨戒艦に関連して、日本は今、独自の制裁措置を北朝鮮に取っていますが、それについて追加と言いますか、そういったお考えが大臣の中であるのかということと、政府としてそういった動きが進んでいるのかということを教えて下さい。
答 僕個人は、御承知だと思いますが、一昨年から民主党時代の拉致対策本部長として制裁案をまとめたりしていますし、その後も絶えず研究をしているつもりですから、制裁案を何か考えろと言われれば、幾らでも段階に応じて方策はあると思っています。しかし、今のところ政府内部や拉致対策本部で、今回の事件に関して直ちに制裁をということに議論がいっているわけではありません。それよりも慎重に、韓国の出方を見て、これに最大限協力をしていく、サポートをしていく、このことが一番大事だと思います。この中に、アメリカあるいは日本に対して独自の制裁をという要請があるならば、これはこれでまた、至急に議論をしなければならないと思っています。