中井国家公安委員会委員長就任(再任)記者会見要旨

1 日時 平成22年6月9日(水)11:10~11:26

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   菅内閣で再び、国家公安委員会委員長、拉致問題担当、そして防災担当を命ぜられました。8ヶ月間余りの経験を生かして、取り組んできたものを更に発展をさせていきたいという思いで頑張りますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。昨日は、夜遅くなると思いましたので、官邸での会見以外は失礼をして今日ということにお願いをいたしました。8ヶ月前に、同じ手続き、行事等を繰り返したわけですが、忘れるものだなと思いながら、いろいろな行事をこなしてまいりました。やはり、蓮舫さん以下、新しい方々は緊張し、同時に初々しいなという思いで見つめておりました。大変若い、行動力のある方々が思い切って抜擢されて、菅内閣の無事スタートが切れたことを大変嬉しく思っております。閣議の席も少し変わりまして、左へだいぶ移動いたしまして、右隣が蓮舫さん、左隣が亀井さんということになりました。昨日の閣僚懇談会で、菅総理から、政権発足に伴う行政運営について、また、閣議ではそれぞれ基本方針、こういったことが述べられたわけでございますが、その中で、「政治主導ではあるけれども、役所との連携、意思疎通、こういったものを十分やって、専門知識を十分活かし、そして、決断は政治でやるんだ。そこのところを、むやみやたらと政治主導ということで、役所の有能な人材を使っていないというのは残念なことである」ということが二度にわたって言われたことが、非常に印象的でありました。また、内閣全体では、今日は副大臣、あるいは政務官、こういった方が新たに任命された数名の方を除いて再任されるということになりました。私もこの後、内閣府の副大臣、政務官、拉致担当、それから防災の担当副大臣、政務官と御挨拶を申し上げる予定になっております。印象そのものは、仙谷さんが、やはり平野さんとは随分違った形で内閣を切り回ししようという姿勢が強く表れているということを感じております。同時に、鳩山総理は従来から調整型といいますか、人の意見を聞いて、頑張って下さいと、是非お願いしますというふうに言われる総理でございましたが、菅さんは、はっきりと自分の意思を出される、こういう総理になっていくということを実感いたしております。幸い、支持率もV字型で急回復していると聞かせていただいております。国民の再びの御期待を、我々は裏切ることのないようにお互い仕事をしていきたいという思いで、菅内閣をスタートいたしたところでございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。以上です。

問  改めまして御就任おめでとうございます。国家公安委員長としての抱負について、特に現在の警察が抱える問題であるとか、あるいは治安上の日本の課題について、その観点を踏まえて御認識をお聞かせ下さい。

答  治安につきましては、今年はAPECが開催されるということで、既に閣僚会議がスタートいたしました。また、宮崎の口蹄疫の拡がりで、九州は言うに及ばず中国、四国の管区の機動隊まで出動するという状況にございます。その上、北朝鮮の韓国に対する哨戒艇の事件がございまして、一斉に全国の重要施設、あるいは警備対象の人達の警護、そして情報収集、いわゆる治安という意味で新しい発想とかということではなしに、現状をとにかく乗り切るということで精一杯、目一杯頑張っていただいている、この緊張の糸を保ったまま、無事、日本の治安というものを守っていきたい。そして、信頼される警察、こういうものをこれからも維持していきたい、こんな思いでいっぱいです。

問 国会について伺いたいのですが、今は郵政改革法案で会期の延長が今後の焦点になってくると思うんですが、民主党内では郵政法案成立のために何日間程度の延長という声が出ているが、一方で、参議院を中心に会期の延長はすべきでないとする声もありますが、こういった会期延長について大臣のお考えをお聞かせ下さい。

答 今日の閣議では、所信表明の日程について私からもお問い掛けをいたしましたが、まだ確定はしていないという御返事でありましたし、今後の日程につきましても、官房長官から、「内閣として、連立を組む国民新党さんの郵政改革法案、これらの成立に向けて是非、国会の日程を配慮してほしいという申し入れをしている」という報告だけでございました。したがいまして、国会全体がどういうふうにお決めいただくか、私自身も心配をいたして見つめております。私は、全く個人的に言えば、私は法案を抱えているわけではありません。政治改革の法案を上げていただければ、公安委員会委員長に政務官が一人お越しいただけるということで楽しみにしているんですが、それを除きまして法案は抱えておりませんが、民主党の初の政権として、初の通常国会でありまして、間もなく会期末を迎えようとしているわけです。予算と予算関連につきましては、無事に期日内に成立をしていただきまして感謝を申し上げております。しかし、国民生活にとっても、また日本の政治にとっても大変大事な法案が幾つも残ったままで、民主党が代表を替えて支持率が上がったから、そのまま選挙戦ということで本当に国民に対する責任が果たせるのか。私は、国民に菅内閣の信を問う意味で選挙をやるということは、非常に大事だと思っています。また、この選挙に勝って民主党の安定的な政権というものを再スタートさせていきたいという思いは人一倍強うございます。しかし、国民に対する与党としての、政府としての責務というものを忘れて選挙で国会を閉じるということになったら、野党や国民やマスコミの皆さんから無責任というそしりをいただくことになるんじゃないか。また、重要法案をほったらかしにしたということで、民主党がせっかくうまく国民の支持を得られている総理交代が、非難されることになるんじゃないかと心配をしております。

問 菅総理から、大臣として具体的に何か取り組むべき課題等についての御指示というのはあったんでしょうか。

答 警察について一つと、拉致問題について一つ、ざっくばらんな話がございました。これはしかし、私と官房長官と総理との間の話ですから申し上げない方がいいだろうと思っています。ただ、「拉致問題については、くれぐれも頼む」というお話でございました。あとは、昨日、記者会見で申し上げた三つの御指示と、もう一つは、原子力安全委員会の事務を司るというこの四つでありました。

問 政治と金の関係なんですけども、大臣は昨日の会見で、「政治家は襟を正して」ということを仰いましたが、今日の一部報道で、荒井戦略担当相が過去に知人宅を事務所として事務所費を計上していたという報道が流れているのですが、こういう報道を受けて内閣の御一員としてどういう対応をするべきとお考えでしょうか。

答  記事に出たなと思っているだけで、それは荒井さん自身なり、関連する政治資金団体の方できちんと処理をしていただければいいし、説明をしていただければいいんじゃないでしょうか。また、党の方ではきちっと調査をして問題なく対応できるようにするという話も聞いておりますが、それは党の方にお聞きいただければと思います。

問 その党の話は、今日の話ですか。

答  今日の話です。

問  「特に拉致の問題についてはくれぐれも頼む」というお話が総理からあったという先程の話ですが、家族の方は、新政権ができてもなかなか進展がないということで焦燥感があるんですけども、改めて拉致問題への取組みの決意とその思いをお聞かせ下さい。

答 私なりに今までの経験を生かして、思い切って組織の改変、あるいは予算の充実、そして情報収集と分析に絞った活動の在り方、そして韓国を始め他国とのパイプの増強、それによって過去の政権ができなかったファン・ジャンヨプ氏を呼ぶなど、いろんな新しい試み、拉致解決に向かって役立つ手法を取り始めた、それだけに再任されたということは有り難いことだし、また責任の重さを感じて、早く御家族の思いでバックアップをいただいて成果を挙げたいと考えております。明日、集会をおやりになると、それで私の所に4時頃お越しになるということでございますので、私よりも総理にお会いいただく方が、新政権ですからいいのではないかと思って、昨日、少し総理には、「明日集会があるが、日程調整ができないか」ということは言っております。しかし、大変ですから、スタートしたばっかりですから、なかなか日程調整ができるかどうか分かりません。