国家公安委員会委員長記者会見要旨
1 日時 平成22年7月8日(木)11:06~11:19
2 場所 警察庁第4会議室
3 概要 長野と富山へこの後応援に行きますので、簡単に申し上げて失礼をいたします。議題5件と報告とございました。六代目会津小鉄会、五代目共政会、七代目合田一家及び四代目小桜一家の暴力団の指定の確認がございました。これで10団体だそうです。これらの団体は、それぞれ7回目の指定ということになります。総合評価の警察改革の推進というのが出されました。この間も申し上げたところでございますが、10年間にわたってお進めいただいて、この評価は評価で私共は十分に読ませていただき、これは結構だと思いますが、これからどうするかということについては、公安委員を含めて、また、警察あるいは地方公安委員、いろんな方の意見を聞きながら、これからの警察の方向というものを模索していきたいということで、先週の公安委員会におきましても、公安委員の皆さんにお願いをいたしたところでございます。石川県警における不適正な経理処理についての報告があったところでございます。それから、前原君の演説に対して右翼が石を投げたという事件が昨日、勃発したようでございます。3発投げられて、1つは越えて行って、1つは届かず、1つはSPが楯ではたき落として、前原君自体には何もなかったようでございます。それから、北朝鮮への迂回輸出の件で、政府は特にこの点について厳重な捜査をすると決めて以来、3件目の逮捕が出たという報告がございました。また、私からお願いをして、この月曜日に安藤長官や私の所へ相撲協会の方がお越しいただいて、この件についても御報告をいただいたところでございます。不適正経理の問題は、金額がそう大きいわけでもないし、そう悪質ではありませんが、幾つも幾つも続くということについて御意見が出たところでございます。また、革マルのアジトがこの間発見され捜査を受けたと、この件に関して、革マルの資産というのはどのくらいあるんだとか活動家はどうだとか、こういったことについての公安委員の皆さん方の御質疑があったところでございます。今日は、以上のような話で会議を閉じたところです。
問 大臣と長官にそれぞれお伺いしたいんですが、相撲の関係なんですが、引き続きいろんな動きがあるんですけれども、相撲協会の動きをどのように評価されているかということと、警察として暴力団排除にどのように取り組んでいくのかについてお聞かせ下さい。
答 (大臣)この間、理事長代理の村山さん、伊藤さんらにお越しいただいたということは火曜日の記者会見でも報告を申し上げたところでございます。私は、村山さんとはいろんなお付き合いがございまして、立派な方で、御苦労いただいていることに感謝を、その席でも申し上げました。そして、「暴力団に資金を提供している野球賭博の実態解明のために、警察としては捜査をやっていると聞いている。時間も掛かりそうだと、この間、徹底して相撲協会は体質改善に努めてほしい」と会合の席で申し上げたところでございます。昨日、賜杯等いろんなものを辞退する名古屋場所にするという報道がなされまして、村山さんの相撲協会の体質改善への強い意向というのが伝わってきています。また、一斉に捜索が行われたという報道も承知いたしております。証拠をとにかく固めて、一件一件、野球賭博を立件していくのは大変に難しいんだろうと思っておりますが、抜かりなく暴力団へきちっと辿り着いて、そしてそこを解明できる、そういう捜査であってほしいと僕は思っております。
答 (長官)今、恐喝や賭博に関して、警視庁において捜査中でありますけども、その全容解明に向けて捜査を進めていくということが一点であります。もう一つ、大相撲からの暴力団排除につきましては、今後、日本相撲協会の独立委員会において反社会的勢力の排除ということが検討されるということを聞いておりますけども、警察といたしましては、相撲界のあらゆる場面から、暴力団が完全に排除される仕組みが構築されることを期待したいと思いますし、同時にそのために警察としても必要な支援を行ってまいりたいと考えています。
答 (大臣)ああいう社会が、暴力団排除ということについて大変な犠牲を払いながら、また捜査を受けながらやるということは、日本全体に与える影響はものすごく大きいと考えています。したがって、一つ一つ着実に暴力団排除に向けて、今長官が言われたように頑張ってほしい。また、警察も全力を挙げて、野球賭博という複雑で全国的な組織なんだろうと思いますが、この解明に当たってほしいということです。
問 大臣にお聞きします。昨日、韓国の方で、日本の大使が暴漢に襲われる事件があったようですが、金賢姫さんの来日を調整されている段階で、こういうことが影響があるのかないのかということについて感想をお伺いしたいのですが。
答 (大臣)この間、どこかの候補者が尖閣島に行くとかで騒いだりとか、いろんな事件がそれぞれの国であるんだろと思います。日韓議連の副会長も長くやっておりましたから、いく度もいく度もそういう事件を経験してきました。しかし、今、日本と韓国との外交関係、信頼関係というのは極めて厚いものがあります。金賢姫さんの来日については、交渉を続けているというところでありまして、こういう事件で左右されるということはないと考えております。ただ、哨戒艦の沈没を含めて、韓国を取り巻く対北の環境がデリケートですから、私共も慎重に訪日要請、調整をやっていかなければならないと考えています。
問 長官にお尋ねをいたします。革マルの摘発についてでありますが、警視庁が先日、久し振りに非公然のアジトを、確か5、6年振りぐらいだと思うんですけども、摘発しました。長官も、警視庁の公安部長時代にはNTTデータの流出事件等をおやりになりました。この革マルの現状は今どういう状況にあるのか、今回の摘発の目的と合わせて御教示いただければと思います。
答 (長官)最近の一つの特徴としては、組織拡大に重点を置いて、基幹産業の労働組合等各界各層への浸透を図っているというのが一つ特徴でありますが、御指摘の6月28日に摘発しました江東区の北砂アジトでありますが、このアジトには革マル派中央労働者組織委員会の幹部活動家らが居住し、活動の拠点としていたことが確認されておりまして、革マル派の党中央指導部の非公然アジトと判断をしております。組織中枢の最重要アジトの一つではないかと認識をしているわけでありまして、今後、同アジトからの押収品を分析するなど所要の捜査を推進して、先ほど言いましたように、各界各層に浸透を図っている革マル派の更なる実態解明に努めてまいりたいと思っております。そういう点で、重要なアジトの摘発でありますから、今後の掘下げ捜査ということが重要だと思います。