国家公安委員会委員長記者会見要旨
1 日時 平成22年7月15日(木)11:10~11:27
2 場所 警察庁第4会議室
3 概要 今日の公安委員会は、報告案件だけでございました。福岡県で遺族給付金不支給の処分についての裁判が出ておりまして、これの控訴期限が22日ですので、これに対しての福岡公安委員会等の対応の基本的な考えについて説明がありました。田尾委員が元裁判官ということで、是非、そういう対応をするようにという御意見も賜ったところであります。それから、上半期の振り込め詐欺の認知・検挙等についての報告がございました。それから、かねてからお願いをしておりました犯罪死の見逃し防止に関する死因究明制度の在り方についての中間取りまとめが報告されまして、今日、公安委員会に伝えられたところでございます。お手許にもお配りはさせていただいているとは思いますが、かなり大掛かりな御提案をいただいております。もちろん、これからの予算編成に向けて理解を求めていかなければなりませんし、今後、年末に向けていろんな御議論をいただくという方向付けも御提案をいただいておりまして、これらは法務省、厚労省、文科省等と協議もしていかなければなりませんし、民主党の新たな政策審議会という所においても御議論もいただいていきながら、最終的な取りまとめという方向について私なりに努力をしていきたいと考えています。参議院議員通常選挙の違反取締りについて報告がございました。それから、昨日、日本振興銀行の銀行法違反事件の検挙について報告があったところでございます。あとは、高齢者の免許の更新の問題等についての数字を挙げての御報告があったところでございます。委員会は以上でございます。
私の方から、防災に関しては、被害がこの豪雨で出ておりまして、お亡くなりになった方、怪我をされた方等含めまして、被害に遭われました方に心からお悔やみを申し上げます。また、長野県での孤立集落とか、あるいは山口県下関での自衛隊による救出とか、挙げて御努力をいただいておりまして、おいおいと心配も解消されているようですが、雨はこれからまだ降り続くということでもございます。御協力をいただいて、報道関係の皆さん方も、豪雨の時に自動車がこういうふうになったらもう動かなくなるとか、いろんな番組をお作りいただいていることを感謝申し上げますと同時に、重ねて思いもかけない増水、あるいは崖崩れ等、十分に御注意をいただくことをお願い申し上げ、本日、私共の政務官が鹿児島へお見舞い方々視察に行っているということも併せて御報告を申し上げておきます。以上です。
問 資産公開の件ですが、今回、御自身の資産を公開されましたけれども、まず一つ、御発表された御自分の資産についてどのような御感想をお持ちでしょうか。
答 (大臣)満州から、親子、兄弟、スッカラカンで帰ってまいりまして、父親は戦後、日本社会党で政治の道で大変、苦労いたしました。私も民社党、新進党、自由党、そして今は民主党と歩んでまいりましたが、選挙で悪戦苦闘の連続の中で私も父親も落選を一度ずつ経験しています。そういう意味で、こんなところかなという思いはございます。少なくて恥ずかしいということもなければ、何もありません。こんな財産かなと思っています。ただ、従来は、国会議員で株式等は、上場企業の株だけという形でありましたが、閣僚の資産公開ということで改めて問い合わせをいたしましたら、出資金等も含めて持っているものを書けということでございますので、書いたところでございます。また、何か事務所の者が、私の自家用の土地の固定資産税の課税標準の価額を書けばいいのを、評価額を従来記入してきたということで、今回、御注意がありまして訂正をいたしましたので、大幅に下がっているというところでございます。それから、貸付金の2,000万は、私共が仲間で、地元で運営しています社会福祉法人に対する貸付金でございまして、設立当時に貸し付けて現在も貸し付けているという状況でございます。あと100万は、私の後援会か何かに対する貸付金であったと聞いております。
問 関連して、御自身2度目の公開になるんですけれども、自分の資産を公開するという制度に対して、何か戸惑いですとか、こういうふうにやり方を変えたら方がいいのではないですかというような注文のようなものはございますでしょうか。
答 (大臣)別にございません。ルールでございますから、そして、毎年続けることによって増減を見ていただく、あるいは、いろんな売買というのが、国会議員として、閣僚としてやっているかやっていないか等々を見ていただくというのは非常に結構なことだと僕は思っています。もう一つ、説明を忘れましたが、郵便貯金400万というのは、これは母親の遺産でございます。
問 今週発売の週刊文春で、中井大臣の私行上のことなんですが、料亭で大相撲の日本相撲協会武蔵川理事長と都内において密会をしていたという趣旨の記事が掲載されておりますが、これについて2点ほどお尋ねをしたいと思います。
答 (大臣)もう、広報を通じてお問い合わせがあって、お答えを申し上げたと思いますが、それ以上にお聞きになりたかったら週刊文春に聞いていただけませんか。僕は、「ありません」とお答えした。何を申し上げればいいのかよく分かりませんが。
問 それにつきまして、もしこれが事実でありましたら大変な。
答 (大臣)ですから、ありませんと言っているのを、「事実でありましたら」とあなたが断定されるのはどういう理由ですか。
問 では、事実でなかったならば、大変な名誉の問題になろうかと。
答 (大臣)まあ、お書きになるのは、週刊誌さんはこの頃、いろいろとお書きになりますので、捜査の妨害になっているというのであれば私は対応を考えますが。捜査当局に聞きました。間接的に、「御迷惑をかけてないか」ということを聞きました。「かけているなら法的措置を取る」と申し上げましたが、「まあまあ、大臣、気にしないで下さい」ということでした。それならそれで、放っておくと決めております。
問 でしたら刑事、民事。
答 (大臣)産経新聞にも、しょっちゅういろんなことを書かれたけど、いつも放ってあります。
問 そうですと、刑事、民事の対応というのは。
答 (大臣)考えていません。
問 長官にお聞きします。今日の報告にもありましたが、振り込め詐欺の上半期の取りまとめについてですが、その中で警察官や銀行協会職員等を名乗って、カードを詐取するという事件が今年非常に増えておりますが、こういう新手の手口が増えてきたことへの対策等についてお聞かせ下さい。
答 (長官)振り込め詐欺の全体の情勢は、減少傾向であるわけでありますが、オレオレ詐欺については前年同期に比べて約3割増加した、そして、その中でも警察官や銀行協会職員等を騙ったキャッシュカード手交型のオレオレ詐欺が増加しているというのが顕著な特徴であります。こうした新しい手口に対する国民の抵抗力が不十分ではないかという感じがいたしますので、今後どうするかということでありますが、一つは、今申し上げましたキャッシュカード手交型のオレオレ詐欺グループを対象とした捜査をもっと強化しなくてはいけないということ、二つ目は、高齢者の抵抗力を高めるということで、これまでもやってきておりますが、より直接的と言いますか、個別的な被害防止対策を推進していくということなどを考えて推進していこうと思います。このような観点から、本日午後、振り込め詐欺の撲滅に向けた全国官民連絡会議を開催する予定でありまして、これを機に官民一体の連携を更に強化していきたいと思います。いずれにしても、かなり減ったんですが最後の硬い岩盤があるような気がします。これを打ち破るためには、更なる新しい知恵が必要ではないかと思います。それは、捜査の手法、そして抵抗力を高めるための防犯対策ということで、これから更に集中していきたいと思っております。
問 大臣にお聞きします。今日の報告にもありました、犯罪死の見逃し防止に関することなんですけども、結局のところ犯罪死を見逃すのを食い止めようとすると様々な予算の手当も必要ですし、例えば厚労省、文科省という省庁を跨ぐ話になってくるので、政治的な出番が必要ではないかと思うんですが、その辺はどのようにお考えなんでしょうか。
答 (大臣)今日午後から、千葉法務大臣の所をお訪ねしようと思っております。同時に、内閣官房長官、政調会長、文科大臣、あるいは厚労大臣、お訪ねをするなり、書類をお届けするなりして、この中間報告について御理解を求めていきたいと思っております。この中間報告のところぐらいまでは、警察独自の取組みということについて方向性をおまとめいただいています。それ以降、政府として他省庁に跨って判断すべきこと、あるいは法改正の必要なこと等々は、これからの議論ということになっています。この議論にお入りいただくのか、皆で新しい形で議論を、テーブルを作るのかを含めて、これから大至急相談を申し上げていきたい。いずれにしましても、立派な専門家の方々にお寄りいただいていますので、このメンバーを中心におやりいただこうと私は考えています。ただ、予算、財政が大変厳しい中で、どういう形でのシーリング的なオーダーが私共のところに出てくるのかはまだ見えておりません。しかし、そういうのを出す前に、私共の思い、政策インデックスにも書かれた民主党の大きな政策の一つを進めてもらうために、私自身も最大限の努力をしていきたいと決意しています。