国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成23年1月25日(火)11:05~11:26

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要   御報告をまず申し上げたいと思います。宮崎県で発生した鳥インフルエンザへの警察の対応であります。宮崎県警察では、21日、最初は警備部長を長とする対策室を設けて、そして該当する場所1箇所のいろいろな交通整理等、併せてその周辺について13箇所から始めましたが、23日には、県警本部長を長といたしまして対策本部を設置し、発生農場周辺及び道路上の消毒ポイント34箇所に拡大、100名体制で警戒するなど、県の防疫措置への支援活動を実施いたしております。今後の状況次第では、九州管区機動隊の特別派遣も視野に入れて万全の体制を組んでまいりたいと思います。農水大臣からも、御協力ありがとうという話がございました。

  宮城県が、いわゆる性犯罪の元受刑者にGPSの携帯を持たせたり、DNAの提出を求めるというようなことを今後考えているということですが、これに対しての大臣のお考えをお伺いしたいんですが。

答  アメリカや韓国等では、アメリカの場合は州によってでしょうけれども、それを採用しているところもあるということは前々から聞いております。これは、文字どおり被害者の人権、また加害者の人権、いずれにいたしましても我々は全ての人たちの人権を守っていくという視点から、それらの扱い、やり方、日本的な文化・風土、そういうものも合わせて総合的に検討していく必要があるんだろうと思います。昨日、県知事が確か、何か国のほうに要請しても検討するとばかり言って何もしてくれないという趣旨のことを言っておられたように聞きましたけれども、過去の経緯は私もよくまだ分かりませんが、目的は何か、それはそういう犯罪を如何にして防ぐか、特にGPSの場合は再犯防止という視点があり、かつ側聞するところ、特に性犯罪等は再犯率が高いということも聞いておりますので、それらに対する一つの創意工夫としてああいう提案がなされているんだろうと思います。これはこれなりに、その在り方について広く検討してみる必要があると思いますので、これは警察庁とも十分相談をしたいと思っております。

 拉致被害者の家族に近く会われるというお話をされていましたけども、その日程等は。

答  調整をしてもらっておりますが、今週中にお会いできると思っております。