国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成23年2月18日(金)10:29~10:42

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日は、「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」に基づく資産公開の公開日でございます。私と妻の資産につきましては、既にお配りをしている資料のとおりでございます。娘2人は、結婚して独立しておりますので、今は、我が家庭は妻と2人ということに相成ります。内容が大変乏しいので、お恥ずかしい限りではありますが、昔から貧しさは自慢することでもないけれども、恥ずかしいことでもないという私のいつも申し上げているとおりでございますので、ありのままに御報告をさせていただきました。

  今も大臣ちょっとお触れになりましたけれども、今回公開される御自身の資産について御感想をもう少しお聞かせ下さい。

答  私自身、貧しい家庭に育ち、親父も二度、三度と破産、倒産を繰り返した中で、学生時代から苦学をして育ってきましたので、当然、負の遺産はありましたがプラスの遺産は全くなかったという環境の中で育ちましたので、あまり資産についての執着心は元々ありません。また、若くして地方議員からスタートをいたしましたけれども、それらの歳費等もほとんど政治活動につぎ込んできましたので、資産を蓄える暇も余裕もありませんでした。また、ローンを組むなどという例えば家、土地など持っておりません。ゴルフは、ほとんどやりませんので会員権は不必要であります。ローンを組むにしても、いつ落選をするか分からないという宿命を政治家は担っているわけでありますから、ローンを組んで小さな家でもと考えなかったことでもないですが、しかし、それも不安定の状況の中でとても無理だと、むしろそれを自らの理想を実現するための活動に少しでも活用していこうという気持ちで今日に至りましたので、私自身としては特段の、このことについての感想を持っているわけではありません。

   現行の資産公開制度に対する御見解はございますでしょうか。

答  そう聞かれると思って考えたのですが、特別な考えは実は持っていません。むしろ、国民の皆さんが御納得されるようなことであれば、それはそれでいいのではないかと思います。ただ、まだ納得できないよというお声もあるんでしょうから、そのためにはどうしたらいいのかというお知恵は、また拝借もしてお声もお聞かせをいただければ我々も考えなければいけないことだと思います。問題は、制度もさることながら、本当に資産公開を正直にしているのという疑問符がおそらく付けられるのでありましょうから、これは制度の問題ではなくて、政治家自らが襟を正して信頼を回復できるように努力をしていく以外にない。また、願わくばマスコミの皆さんもその真相解明に、これからも御協力をお願いしたいと思います。