国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成23年6月14日(火)9:01~9:07

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  閣僚懇におきましては、総務大臣から今年の新規採用についての定数枠、大
変諸般の事情から厳しく査定をせざる得ないけれども各閣僚引き続いて、今週
中には結論を出すわけでありますが、各閣僚に協力要請がございました。私自
身は特に発言をいたしませんでした。警察関係で言えば、通信技官、大震災対
策またその中で生まれた色んな教訓、そして色んな施設、通信そのものは辛う
じて守りきりましたけれども、やはり復旧・復興修復しなければいけない物が
たくさんございますので、通信技官については増やしてもらいたいという気持
ちがあり、個別に要請しているところであります。いつも申し上げますが、い
わゆる体で言えば神経の役割を果たすのが通信でございますので、そして警察
の通信はそのまま官邸の対策本部の情報に繋がるわけであります。そういう意
味でも縁の下の力持ちでなかなか目立ちませんが、通信部門については特別に
考えてもらいたいという気持ちを伝えているところであります。また、皇居の
皇宮護衛官が来年は定年退職者が多いものですから、その補充はしておきたい
という気持ちはあります。

 総理発言がありまして、先般、釜石等へ伺ったけれども、例えば漁業用の氷
など緊急に急ぐものがあり、第1次補正で盛り込まれなかったものの中で、急
ぐものについては、例え第2次補正でなくとも最近よく使われる1.5次補正
でもいいから早く手当をしたいと、考えてほしいという御発言がありました。
第2次補正となりますと財源の裏付け等について、かなりしっかりしたものを
用意しなければなりませんが、規模が小さくなりましても改めて大幅な財源措
置を考えなくてもできるものについては、急いでやる1.5次補正は必要なこ
となのではないかという、やっぱりスピードを要するということはあるわけで
ありますから、そういう意味で財務大臣もこれについては前向きに考えていく
ようであります。

  総理の発言で2次補正、1.5次補正についての規模みたいなことは何か言
及はありましたでしょうか。

答  規模については、発言はありませんでした。2次補正を待つというよりも1
次補正に本来盛り込むべきものが盛り込めなかった、急ぐ内容についてできる
だけ、1.5次補正でもいいから急ぐようにということでありました。2次補
正についての云々の発言はありません。