国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成23年6月17日(金)10:01~10:09

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  閣議は、総務大臣から新規採用枠のこと、金融担当から破綻金融機関の問題、
法務大臣から人権教育啓発白書のこと、特に外務大臣からは拉致問題の解決そ
の他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する政府の取組みについての
報告、また総理の方からは補正予算について「作業を急いで下さい」という御
指示が行われたところであります。まず、外務大臣から出されました報告に関
連をして、拉致担当大臣として申し上げたいと思います。これは拉致問題その
他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律の規定に基づきまして、
政府の取組みを毎年国会に報告するものでありまして、外務省が取りまとめを
しているものであります。その内容は、拉致問題のほか脱北者問題、北朝鮮に
よるその他の人権侵害問題に関する我が国政府の取組みをまとめたものであり
ます。多くの国民の皆様に拉致問題に対する関心と認識を深めていただけます
ように期待をいたしておりますし、また報道関係者の皆様の引き続いての御協
力をお願い申し上げたいと思います。内容につきましては、去年11月の総理
指示、対北朝鮮制裁措置の1年延長、人権教育啓発に関する基本計画にこの拉
致問題に関する事項が4月に追加されましたこと、また金賢姫元工作員の来日、
国連北朝鮮人権状況特別報告者のマルズキ・ダルスマン氏と私との会談、日中
韓サミット、またG8ドービルサミットにおける総理を始めとする日本政府と
しての取組みや各国への働きかけ等が含まれております。

      新規採用抑制方針が出されましたが、かなり厳しいものでありますけれども、
警察の方としてはその中で情報通信関係の技官の数だけは何とか確保したいと
いうことでお願いをしておりましたが、これにつきましては一定の配慮がなさ
れたものと考えております。