国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成23年7月22日(金)8:33~8:40

2 場所 院内閣議室前ぶら下がり

3 概要  今日の閣議では、平成23年警察白書を配布いたしました。本年の白書では、
第一に「東日本大震災と警察活動」と題する特集を組み、東日本大震災の被害
状況や警察が行った様々な活動について説明しております。

 また、第二に「安全・安心で責任あるサイバー市民社会の実現を目指して」
と題する特集を組み、サイバー犯罪に関する情勢の説明やこれに対する警察の
取組み等について説明しております。

 特に今年は大変大きな出来事があり、警察白書としても記録に残る白書にな
ったのではないかというふうに思っております。それから閣議については、総
理の方から復興基本方針を今月中にまとめてほしいと鋭意努力をしてくれとい
うこと、第2次補正予算については、来週の月曜日以後になるわけですけれど
も、なお、今後とも誠実に向かって協力していってほしいという御発言があり
ました。

  品川美容外科の情報漏洩で警視庁警部らが逮捕されたという状況になりまし
たけれども、それについての受け止めをお聞かせください。

答  そのような事件というのは、正にあってはならない由々しい事件だと思いま
す。警察の方としては、身内のことでもあるだけにより一層厳しく厳正に捜査
をし、結論を出してくれるものというふうに思っております。

  東京電力のOLの殺人事件を巡って、別人のDNAが検出されるということ
になっておりますけれど、これについては、どう受け止めていらっしゃいます
でしょうか。

答  DNA型鑑定など新しい捜査の手法というのが、より一層大きな役割を果た
すようになってきていると思いますが、内容的には今、再審請求が行われてい
るということでございますので、そのことを厳粛に受け止めながら今後の対応
を真剣に考えていくというふうに受け止めております。

  拉致事件に関係があるとされる市民の党に対して、総理からの献金が明らか
な点について、拉致担当大臣としての所感はいかがでしょうか。

答  その事案の内容については、特に我々として、コメントできる立場にないと
いうことでありますが、いずれにいたしましても、拉致担当大臣としては、先
般も訪米団に活躍をしていただきましたし、私も韓国に行ってまいりました。
アメリカ、韓国を中心に国際社会の連携を強めて、しっかりと拉致問題に対応
するようにという総理からの指針もあるわけですから、そういうことを含めな
がら、我々としては積極果敢にこの拉致問題の解決に努力をしていくこと以外
にありません。

  今日も国会で増元さんが発言されるようですが。

答  御家族のお気持ちや御発言は、真摯に受け止めたいと思います。