国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成23年8月5日(金)9:05~9:16

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  今日は、閣議の事務的な手続、質問趣意書に対する答弁等々につきましては、
事務的に進めてまいりました。閣僚懇で、一つは財務大臣から概算要求につい
て第三次補正のこともこれありでいろいろな事務が重なってまいりますので、
当初、概算要求の締め切りを8月末を目途としておりましたが、一ヶ月程延期
したいということでありまして、各省庁含みおき願いたいという話でありまし
た。特に異論もなくお互いに承認をいたしました。

   閣議、閣僚懇とは関係ありませんが、今日はこのあと警視総監への辞令を発
することになっております。警視庁という大きな警察の要を担っていただきま
すが、今日まで生活安全局長として震災対策を含めて御努力いただきました樋
口君を新たに警視総監にということで頑張っていただきますが、その前に副総
監をやっておりましたので、ある意味古巣に戻るという感もありますけれども、
彼の大変朴訥な人柄と大きな能力、いい意味での豪腕ぶりを発揮して大いに活
躍をしてもらいたいというふうに期待をいたしております。私からは、以上で
す。

  先般の中井元大臣に同行された職員の方が、海外渡航の申請をしなかったこ
とについてですが、その後の対応はどうなってますでしょうか。

答  先日も若干御報告いたしましたが、8月3日付けをもちまして拉致対策本部
三谷事務局長代理に申しつけまして、当該職員に対して、今後海外渡航申請に
ついて、個人的な休暇であっても海外に行く場合には、公務員として何時いか
なることが起こるかわかりませんので、連絡が常につくようにしておくという
ことも必要でありますので、これは職務上の注意として、三谷代理から注意を
していただきました。

   また、併せてこの機会に若干内規を変更充実をさせていただきまして、この
ようなケースの場合にも、渡航の目的、例えば観光であるとか、自らの見識を
広めるためであるとか、それらの目的、それから一人で行くのか、複数で行く
のか、複数で行くのなら誰と行くのか、これらのことについては拉致対策本部
の中の事務局においても報告をしていただこうという制度を内規に加えさせて
いただくようにいたしました。そして、三谷事務局長代理と担当の審議官及び
参事官の三名に対しては、これらの内規の部内への徹底であるとか、それらの
ことについてきちんと趣旨徹底をするようにという注意を私からさせていただ
きました。この件については、以上で終わりたいと思います。

  今回の処分は、大臣から拉致対策本部に対してですか。然るべきところから
の処分があるだろうと思われるというのが、前回のお話だったんですけど。

答  事務方でも検討していただきまして、今後再発防止などのことについては、
内規を徹底するということが大切だろうと思います。本人も意図的又は他意が
あってのことではありませんので、このことについては、ただ公務員として所
在を常に明らかにしておいてもらうということは、休暇中であっても大切なこ
とだと思いますので、それらのことの内規を整備させていただいたということ
です。内容的には、法令違反などはございませんので、職務上の注意として、
私の方から事務局長代理に申し伝えまして本人にその注意をしたということで
あります。ですから法令上の処分ということではありません。