国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成25年3月28日(木)11:30~11:33

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。古屋委員長
は、国会用務のため欠席されました。委員は、全員出席です。議題事項につ
いては、「管区警察学校の各部の内部組織に関する規則等の一部を改正する
規則案等について」、「警察官の服制に関する規則の一部を改正する規則案
について」、「平成24年中の不正アクセス行為の発生状況等の公表につい
て」の説明があり、原案どおり決定いたしました。その他警察庁から報告事
項について、報告がございました。

      以上です。

  長官にお尋ねします。サイバー攻撃に対処するためとして、警視庁とか大
阪府など13の警察本部にサイバー攻撃特別捜査隊を発足させるということ
でありますが、この設置の狙いについてお尋ねいたします。

答  (長官)この度、今御質問にありましたように、主要な都道府県警察に約
140人体制の「サイバー攻撃特別捜査隊」を設置して、サイバー攻撃に係
る情報収集、予防、捜査の体制を抜本的に強化することといたしました。こ
の部隊には、情報通信技術や語学も含め多様な能力を有する捜査員を充てる
とともに、都道府県の垣根を越えてノウハウや情報を集約させるなど、全国
警察のサイバー攻撃対処に係る中核として運用することといたしております。

   近年、御案内のように、国の重要な情報やシステムを狙ったサイバー攻撃
が相次いで発生しております。また、今月20日には韓国で大規模なサイバ
ー攻撃が発生するなど、その脅威は正に現実のものとなっているところであ
りまして、サイバー攻撃への対処能力の強化が喫緊の課題でありました。

   警察庁としては、今後、この「サイバー攻撃特別捜査隊」と、そして、技
術部隊であるサイバーフォースをサイバー攻撃対処の車の両輪として機能さ
せることによって、悪質・巧妙化するサイバー攻撃への対処に万全を期して
いきたいと考えております。