国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年4月4日(木)11:32~11:36

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  今日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。委員は、全
員出席です。議題事項については、自動車安全運転センター役員の選任、再
任等でございます。その認可につきまして説明があり、原案どおり決定いた
しました。その他警察庁から報告事項について、報告がございました。

      以上であります。

  大臣にお伺いします。昨年度のヤミ金融事犯のまとめが出ましたけれども、
全体的には被害額も減っていますが、偽装質屋だとか新たな手口が出てきて
いることについてどうお考えですか。

答  (大臣)御指摘のとおり、ヤミ金融事犯の現状については、相談件数とか、
1件当たりの被害額、被害人員が減少傾向にあります。これは、貸金業法の
改正であるとか、口座凍結、取締りの強化が功を奏しているのかなというこ
とがあります。

   一方では、新たな手口があります。クレジットカード決済システムを利用
した現金化事犯、それから、あと質屋を装ったヤミ金融事業者、これはメデ
ィアでも最近よく報道されていますけれども、109.5パーセントという
高金利、全く価値のないものを質に入れて、事実上の違法行為をしている。
こういった手口があります。やはりこれはしっかり我々としても取締りを強
化をしていかなくてはいけない。一方で、やはりこれは騙されやすい傾向に
ありますので、是非、今日はメディアの関係者の皆様もお越しでございます
ので、是非警鐘を国民の皆様に鳴らしていただく報道をしていただきたいと
いうことを私の方からもお願いをしたいと思います。

   今後とも取締りの実施、それから、インターネット上の広告の削除要請で
あるとか、自動引落しサービスの設定時における審査の厳格化等の要請によ
って抑え込みをしていきたいと思っております。それから、暴力団がヤミ金
融事犯に関与している事犯も発生していますので、この辺の取締りもしっか
り強化をしていきたいと思っております。