国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年8月8日(木)9:45~9:59

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  一点ちょっと私の方から、メディアを通じて北朝鮮関係で携帯電話の記事
が出ておりました。今、ちょうど携帯電話が大体200万台くらいになって
いるという記事でございます。これは、私、5月くらいですかね、某テレビ
局の報道番組に出演しましたときにも、オラスコム・テレコムの携帯電話が
200万台を超えたと。ちょうど200万台というのは、8.4パーセント
なんですね。で、世界の例をみましても、日本もそうなんですけど、実は1
0パーセントを超えると携帯電話って飛躍的にドンと伸びる。それは国の統
治機構を問いません。基本的に世界はそういう流れになっております。皆さ
んはお若いですから、多分御記憶にないと思いますけど、私が携帯電話を使
い始めたとき、こんな大きな肩から掛けるもので、多分、最初イニシャルコ
ストが20万円くらいしました。それで、毎月の基本料金が2,3万円。今
じゃ考えられないですね。アナログでしたけど。今はもうデジタルで、当然
このオラスコム・テレコムもデジタルであります。こういうことで、これが
世界の例であるということは、私はしっかりと注視をすべきだなと思ってお
ります。以上です。

  大臣、靖国神社への参拝をこれまでに行ったかどうかということと、そし
て今後行かれる予定があるかどうかについてお願いいたします。

答  適宜適切に判断をさせていただきます。以上です。

  大臣、靖国の件なんですけれども、議員になられてから、ほぼ8月15日
は参拝されていらっしゃいます。ブログでも、戦後生まれの政治家であるか
らこそ、靖国参拝は責務だというふうに書かれております。これまでの大臣
の発言を聞いていると、当然行くものだろうと、そういう考えであろうと思
うんですけれども、適宜適切にということは、今、熟慮されているという認
識でよろしいですか。

答  適宜適切に判断をさせていただきます。以上です。

  この段階で明らかにされないというのは。

答  適宜適切に判断をさせていただきます。以上です。

  その答えになるのはなぜなんでしょうか。

答  適宜適切に判断をさせていただきます。これ以上は申し上げません。以上
です。

  そのお答えだと、考えが変わったということでしょうか。

答  適宜適切に判断をさせていただきます。これ、極めて明快な答えだと思い
ます。

  携帯電話の話なんですけど、この話は、10パーセントを超えると飛躍的
に伸びると、これが今後北朝鮮にどういう影響を与えるとお考えですか。

答  それはもう、皆さんそれぞれがお考えいただくことでありまして、要する
に私はファクトベースで、歴史的なファクトベースで申し上げたんです。こ
れは、どの国もそういう傾向があります、ということを指摘させていただい
たということです。

  少なくともそういう、いろいろな情報のやりとりが国民の間でできること
によって、拉致問題については、よい影響があるというふうに御覧になって
ますか。

答  やはり、情報がしっかり伝達されていくということは、例えば、我々の考
え方を、北朝鮮の首脳、特に拉致問題で基本スタンスをしっかり伝える、そ
ういうものの情報を正確に伝えるという一環ですから、やはり私たちの考え
方が伝わるということは好ましいことだと思っています。

  今月末に国連の調査委員会のメンバーの方が訪日されるということですけ
れども、大臣が当然面会されると思うんですが、どういったアピールなり、
情報のやり取りをされるのでしょうか。

答  これは、COIが主体的に来て、ヒアリング等々を行うことでありますの
で、我々がこうしろ、ああしろということではないと思います。したがって、
国連のメンバーの皆様方が我々にアプローチがあれば、それは積極的にお目
にかかって、いろいろな御意見等々はお話しはさせていただきたいと思いま
す。あくまでも主体は、国連のCOIでございますので、その状況を今見守
っているというところです。

  国連の調査委員会のメンバーの方が来日されて、どういった活動をしてほ
しいとか、期待することは何ですか。

答  これは、我々としての向こうからこういう御要請があれば、すべての我々
としての情報は渡しています。でも、判断するのは先方ですから、それが国
連の在り方ですから。

  大臣、これまでモンゴルとかベトナムとか、北朝鮮と国交のある国々を回
られてきましたけれども、夏休みに入って、今後、自民党の拉致対策本部で
も、安倍政権が参議院選挙に勝ちまして、腰を据えて対策に乗り出していけ
ということでしたけれども、今後の外遊とかどういった国々と。

答  まだこの時点でどこの外遊先というところで決まっているところはありま
せん。しかし、常にそういうアンテナは伸ばしながら、その可能性について
は私ども検討いたしております。これは、政府の大方針でもあります。私、
何度も申し上げているように、やはり北朝鮮と国交があって、なおかつ、日
本と友好的な関係を結んでいる国々とは積極的な連携をしていく、これは我
々の変わらぬスタンスでありますから、その考えに基づいて対応していきた
いと思っています。

  韓国の李明博前大統領が竹島に上陸してから、もうじき1年になりますけ
れども、閣内にいる政治家として、この1年間の日韓関係、そして、政権交
代もありましたけれども、どう見ていらっしゃいますか。

答  今、そういった問題がありますが、やはり日本と韓国が隣国同士として友
好な関係、そして、お互いに連携を強化することが、お互いの国益に繋がり
ますので、その取組をしていくことは極めて大切だと思っています。