国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年8月27日(火)10:40~10:50

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  

  COIの方々がいよいよ今日から来ます。総理や外務大臣と面会されるよ
うなんですけれども、大臣とは面会されるんですか。

答  私も面会を含めて意見交換をさせていただく予定でございます。外務省の
方からそういう日程がおそらく発表になっていると承知いたしております。

  外務省からそれは明らかになるということですか。

答  そうです。もう私の面会は明らかになっています。

  先日、新潟での視察を行われましたけれども、視察でどのようなことを、
どのような意見交換とかされたかということ改めて教えていただきたいのと、
あとCOIの方とも会われますが、こういった視察なども踏まえて現場を御
覧になってどういったことを踏まえてお話しされるのかというのをもう一度
教えてください。

答  まず、最初の御質問ですが、私はできるだけ拉致現場を見るようにしてい
ます。それは、会見でも、あるいは現地のぶら下がりでも申し上げているよ
うに、明らかな共通の目印であるとかそういうのがあるんです。まさしくプ
ロの仕業ですよ、あれは。そういったことをしっかりと確認する。それから、
家族の皆さんと心を一つにさせるという意味。それから、私のモチベーショ
ンを高めていくという意味。あるいは、北朝鮮に対して日本は拉致を絶対に
許さないということを示す意味。いろいろな意味を含めて視察しております。
佐渡に大臣として行ったのは私が初めてだと思いますので、そういった意味
では、意義があったと思っております。家族の方、関係者の方からは、この
内閣でしっかり解決してほしいという悲痛な声をたくさんいただいています。

   それから、二つ目のCOIのことでございますが、もちろん向こうがどう
いう御質問をされてくるかということにかかりますけれども、当然、我々と
してのこういう取組については、説明させていただこうと思っております。

  先ほどああいった質問をしたのは、昨日の段階で出た外務省の資料では、
古屋大臣との日程が入っていなかったので、大臣がCOIの方と会われるの
かどうか。

答  そうですか。今、もう言ってしまいましたから、会います。

  いろいろな拉致のためにはすべてやるんだというアピールをすることは必
要だと思うので、是非ここは明らかにしていただきたい。

答  もちろん会って、我々が取り組んでいる内容等々について、説明させてい
ただきたいと思っております。

  COIとは別なんですけれども、キングさんが明日来られると思うんです
けれども、キングさんが表敬ということなんですが、それに向けての意気込
みを教えてください。

答  キング特使とは、私が政府主催のシンポジウムをワシントンでやりました
ときにも、バイで30から40分お話しをさせていただいておりますので、
私たちの拉致に対する考え方は十分に承知しておられるでしょうし、また、
昨年も私、議員連盟の役員としてワシントンに行ったときにも、キング特使
にはお目にかかっています。そういう意味では、何度もお話しをしておりま
すので、我々の考え方は十分に承知していると思いますが、最新の取組等々
について、あるいは、日米の協力というのは、オバマ大統領と総理との会談
の中でも具体的に拉致問題を言及しておりますので、そういったこともしっ
かり踏まえてキング特使とは会談をしたいと思っております。

  先ほど大臣がおっしゃったCOIの方々が、大臣との面会などを通して具
体的に国連に戻ってどういったことを、対策とかを打っていってほしいかと
いうことをどう考えていらっしゃるか。

答  これはCOIの方々が、COIが主体的にレポートを作り上げていくわけ
なので、我々がこう書け、ああ書けという指示はできません。しかし、良い
中身が報告をされるように、私たちとしては最大限の努力をしていく。それ
が総理であっても、外務大臣であっても、私担当大臣であっても、あるいは
家族会の皆様ともおそらく会うんでしょう。そういった方々がしっかりCO
Iに対してアピールしていくことが重要だと思います。

  国連絡みなんですけれども、潘基文事務総長が日本の歴史認識について否
定的な見解を述べられたんですが、そのことに対して大臣はどのような御見
識をお持ちですか。

答  このことに対しては、私直接その資料を見ていませんので、直接の論評は
避けたいと思いますが、しかし、報道によれば、やはり外務省がこれは場合
によっては国連憲章の違反になるかも知れないということで、その発言内容
について精査をしているという報道を承知いたしております。まさしく、外
務省の言っていることが筋ではないでしょうか。しっかり本当にどういう発
言がされたのかということを、まず確認をするということから始めていくん
でしょう。これは外務省の方でしっかりやっていただけると思っております。