国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年9月13日(金)10:27~10:43

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  私の方から報告事項として、まず、9月18日に開催をされますASEAN
+3国際犯罪閣僚会議及び、今回初めて開催をされますASEAN+日本国際
犯罪閣僚会議に出席をするため17日から19日までの間、ラオスに私は出張
いたします。各閣僚との意見交換とか、ラオス首相との会談等を行って、国際
犯罪対策の協力強化のための国際連携に役立てていきたいと思っております。
また一方では、拉致問題解決についても、その協力についても出席各国に訴え
ていきたいと思っております。これが一点。

      それから、拉致関係では、まず二点目。16日これ祝日でございますが、日
比谷公会堂で開催をされる家族会、救う会、拉致議連、知事の会、地方議員の
会の共催による国民大集会に私も出席をさせていただいて、御挨拶をさせてい
ただくことになっております。拉致問題はオールジャパンでしっかり解決して
いかなければならない。この強い覚悟とメッセージを北に発信すること、これ
が極めて大切でございますので、その一環としてこういう形で開催をされます。
私も出席をさせていただきます。

      それからもう一点、明日ですが、私、この「めぐみへの誓い」という、これ
俳優座で10日から15日までやっておりますけど、私、午後の部が午後2時
からございますので、これ是非、見に行こうと思っております。私のフェイス
ブック友達もこれに関わっておりまして、あらかじめ情報をいただいておりま
すので、拉致の対策本部の幹部とも一緒に見に行こうと思っております。

      それから、もう一点、これはもう皆様にもお手元にお配りをさせていただい
ておりますが、24年度の各地方公共団体による拉致問題に関する理解、啓発
の取組みについて、ずっとこういう形で、取り組んでおります。これは、今度
はもうちょっとアップ・トゥ・デートのものを出していきたいと思いますが、
今年に入りましてから、各地区で色々御協力をいただいております。その姿が
このペーパーを見ますと大体分かると思いますので、こういう形で、まぁ理想
はここの空白の欄が全て埋まるというのが理想だと思いますので、この空白の
欄が埋まっていくように、各地方、或いは関係団体等々にもこれからも督励を
していきたいと思っております。私からは以上であります。

  頂いた、拉致の都道府県の資料ですけれども、大臣にとって、上の欄の項目
がありますけれども、特にこの啓発活動が重要だと思われるものは。

答  これ全部大切ですよ。全部。

  その中でも。

答  全部やっていただくのが大切ですね。それからやはり都道府県の議会に、大
分私ら働き掛けまして、議会の中に議員連盟がないところが少なくなりました
ので、まず、少なくとも県議会は全国で作っていただきたいなということを私
たちは強く要望したいと思っております。それとですね、DVDの上映とか、
こうありますけどね、やはり、子ども達に対する教育とか非常に大切です。こ
の中には、それが入っておりませんけども、学校、小学校、中学校ですね。高
校も含めてこの取組は、文部科学大臣とも今、連携をして、めぐみのDVD、
アニメ等々を見て貰うと。子ども達に。その作業を進めておりまして、着実に
その比率は上がってきておりますので、これをしっかり上げていって、子ども
達にそういう認識を持っていただくということは、家の中でもそういう話をし
ますので、そうすると、拉致問題というものを正しく理解をしていただけるこ
とに繋がるというふうに思います。そんな取組を是非やっていきたいなと思い
ます。その他も、こういった今、上の方に挙げている項目はしっかり働きかけ
をしていくことが大切ですね。

  この、横の方には、地域によってムラがあるようにも見えるんですけども、
この足りない県にはどういうふうな。

答  これはまぁ、だから県にお願いするとか、あるいはそこの議員さんですね。
あるいは当該地域選出の国会議員の皆様とかにも、こういった形になってます
ので是非、御理解と御協力のアプローチをしていくという、こういう丁寧な取
組が必要だと思いますね。やっていきたいと思います。

  関連なんですけれども、地域の差というのは、例えば、その被害に遭われた
方々がいらっしゃるところは、すごい関心があったりとか、評判になってたり
とか、大臣のいらっしゃる岐阜も、非常に埋まってますけども、大臣、結果を
手にしての所感というか、感想とかですね、どういったことを感じますか。

答  むしろ、これは、1年前は、かなり空欄が多分目立っていたと思うんですよ
ね。それがここまで空欄が埋まってきたということは、やはり地域の皆さんも
御協力を頂いて、そして拉致問題に認識を新たにしているという証左だと思い
ます。これからもこういう地道な働き掛けは極めて国民の世論という視点から
大切だと思っています。

  先ほどの話に戻るんですが、この地域ごとの取組の中で、地域ごとに空欄が
多かったりするところがあるんですけども、地域的な特色について大臣はどの
ように考えていらっしゃるのですか。

答  特色というか、やはり拉致の被害者がいらっしゃる県とか、こういったとこ
ろは、かなり空欄埋まってますよね。それから、やはり首長さんとか議員さん
とか、あるいは知事さんとか、そういった責任者の方々が熱心に取り組んでい
ただいているかどうかというのは、やはり影響するんですよね。ですから、そ
ういったところには、皆さん責任者の方々には働き掛けをする必要があると思
います。それから一方では、民間のボランティア、NPOを含めてですね、そ
ういう支援団体が熱心にやっているところは、かなり運動が浸透してますよ。
ですからそういった方々の情報をしっかり取りながら、そういった協力をして
いただいている民間セクターの方々にも、更にアプローチをしていくという視
点もあろうかと思います。

  北朝鮮のヨンビョンの原子炉で再稼働しているんじゃないかということで、
衛星写真をアメリカの研究所の方が発表されてますけれども、大臣の方では何
か事実関係をどういうふうに今、現時点で認識をしておられますか。

答  報道でそういうことがあることは承知をいたしておりますが、それ以上のこ
とは、私、直接の担当の大臣ではございませんので、それは発言は控えさせて
いただきたいと思います。

  大臣、冒頭でも仰っていましたけれども、16日のですね、集会なんですけ
れども、大臣ここでも御挨拶されると思いますが、拉致問題、その日朝首脳会
談から11年経つ前に行われる集会ですけれども、大臣はどのような思いで臨
まれるのですか。

答  これは、私何度も申し上げているように、安倍内閣の元で、安倍総理御自身
が、絶対自分の代の時に解決をするんだと強い決意と覚悟を示しています。私
もこの問題を安倍総理とともに長く携わってきた閣僚として、何とか安倍政権
の元で解決をしたいと、その思いはしっかり訴えさせていただこうと思います。
その環境は整いつつあると思っています。