国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年10月11日(金)11:36~11:45

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  警察関係でございますが、今年4月に北堺警察署で誤認逮捕事案がござい
ました。これは大阪府警において、検証の結果報告書を公表させていただき
ましたけれども、警察としてもこの事案は誤認逮捕ということで、大変重く
受け止めておりまして、今後ともこういったことがないように対策を講じて
いく必要がある。

      そこで、こういった捜査というのは、ベテランの捜査員等々の職人技的な
ものがすごくあると思います。そういうノウハウというものをしっかり伝授
していくということが必要でございまして、そこで、警察には御承知のよう
にそれぞれの管区警察局がございまして、現在でもそこでいろいろな研修等
々をしております。もちろん都道府県警察においても研修はしておりますが、
やはりそれぞれの都道府県警察ですと日々の業務がございますので、この管
区警察局を活用して、退職の警察官、刑事、デカですね。いわゆるデカのO
Bとか、こういった方々を積極的に活用して、捜査技能、捜査指揮のノウハ
ウを計画的・体系的に伝授する仕組みを作っていこうと、こういうことでご
ざいまして、大体、年明けからはそういう形で取り組まさせていただきたい
と思っております。国家公安委員会としても、こういった取組がなされるよ
う警察をしっかり指導してまいりたいと思っております。管区警察局を積極
活用するということが新しい試みでございます。

  モンゴルのエルベグドルジ大統領が下旬に初めて訪朝されるという話があ
るんですけれども、大臣も以前モンゴルに訪れられているという経緯も含め
て、期待することなどがあればお願いします。

答  私も7月の大統領就任式典には、政府代表として参加して、そのときに大
統領御自身とも会って、会談をさせていただいております。そのときにもこ
の訪朝の話がありました。つい先々週ですか、非公式訪問で日本を訪ねられ
たときも、総理大臣と私邸でじっくり時間をかけてお話しをされたと聞いて
おります。もちろんこの拉致問題についても、総理から詳細に大統領にもお
話しされたと承っております。したがって、今回初めて金正恩とエルベグド
ルジ大統領が会うわけでございますけれども、私どもの拉致に対する考え方
は、もう大統領御自身が十分承知しておられると思います。したがって、後
は大統領がどういう形で触れられるかは、大統領御自身が御判断されること
でございますけれども、私どもとしては大統領に我々の立場をはっきりお伝
えさせていただいたということであります。

  大統領が訪朝される時期というのは伺っていますか。

答  新聞の報道で出ていましたよね。新聞報道で承知しています。

  17日から靖国神社の秋季例大祭が始まります。春季例大祭開催と8月の
終戦の日と大臣参拝されていたと思うんですけれども、今回は参拝されるか
どうか、その辺はいかがでしょうか。

答  私いつも申し上げています。適宜適切に判断させていただきます。