国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成25年10月17日(木)11:17~11:20

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。古屋委員長、
長谷川委員を除き、出席です。議題事項については、「国家公安委員会委員
長に対する開示請求の決定」について説明があり、原案どおり決定いたしま
した。その他警察庁から報告事項について、報告がございました。

      以上です。

  長官にお尋ねします。警察の災害救助活動についてであります。台風26
号で警視庁の特殊救助隊が、犠牲者、行方不明者が多数出た大島に行って活
動しています。東日本大震災後に警察として災害救助活動をいろいろと見直
している中で生まれた部隊でありますが、今後、台風だけではなくて、地震、
その他いろいろな災害が起きると思われますが、改めて警察の救助活動につ
いて長官にお尋ねします。

答  (長官)この度の台風26号による災害でお亡くなりになられた方々、そ
の御遺族に心からお悔やみを申し上げたいと思います。未だ、多くの方々が
安否不明でありまして、警察は救助活動に全力を尽くしてまいりたいと思っ
ております。

   この災害の発生を受けまして、警視庁は、昨日午前9時26分、警察ヘリ
によって、ただいま御質問にありました特殊救助隊を派遣し、さらに、昨日
中に機動隊員、警備犬等を派遣いたしました。本日も追加の部隊の派遣を行
ったところであります。

   この特殊救助隊でありますけれども、東日本大震災の教訓を踏まえて、全
国の警察で危機管理体制の再点検・再構築を進める中で、警視庁において首
都直下地震等の大規模災害に備えるために、高度な救助技能を有する救助専
門部隊として、昨年9月に新設されたものであります。

   今回の派遣は、特殊救助隊にとって初の本格的な出動であります。大島町
内の土砂崩れ現場における行方不明者の捜索活動に従事しているところであ
ります。今後、行方不明となっている方々が一刻も早く、また、1名でも多
く発見救出されることを期待しております。

   警察庁としても、引き続き、東日本大震災の教訓を踏まえながら、関係警
察、あるいは、関係機関と連携して災害警備に万全を期してまいりたいと考
えております。