国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年12月20日(金)11:56~12:06

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  拉致問題でございますが、拉致の可能性を払拭できない事案として、捜査・
調査を行っていました小山修司さんですね、これは今年8月に千葉でリール
に巻きつかれた御遺体が発見されまして、実際、捜査によりまして御遺体の
歯形の照合とかDNA型鑑定等を行った結果、平成16年6月に新潟県沖で
出漁中に行方不明となった小山修司さんと特定することができました。とい
うことで、拉致の可能性を排除できない行方不明者の数は、今まで862名
でございましたが、この件で拉致の事案でないということがはっきりいたし
ましたので、これで861名ということになりました。ほかの拉致の可能性
を払拭できない事案については、引き続き捜査を進めてまいりたいと思って
います。

  昨日、東京都の猪瀬知事が辞職表明されまして、今度、また都知事選とい
うことになるんですけれども、2020年東京のオリンピック・パラリンピ
ックの顔となるような人ということになるんですが、どういう方が望ましい
と思われますか。

答  私からどういう人が望ましいということは、とても言えませんけれども、
こういう形で猪瀬知事が辞職になった以上は、今恐らく総理の指示で党の幹
事長にも、早急に候補者を決めろという指示があったようでございますので、
東京都の知事はある意味で日本の顔にもふさわしい、特にオリンピックもあ
りますので、速やかに候補者を決めていただきたいと、そして、しっかりそ
の方に2020年のオリンピックに向けて取り組んでいただきたい。ただ、
オリンピックだけではなくて、東京には例えば今私が首都直下の地震の問題
も話しましたけれども、防災対策等々、オリンピックを視野にいれるだけで
はなくて、ほかにも喫緊にやらなくてはいけないことがたくさんございます
ので、是非早く候補者が決まっていることを期待いたしております。