国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成26年1月17日(金)10:15~10:25

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  アルジェリアのテロの事件が発生して、ちょうど1年になります。昨年の
1月16日でございました。改めて、この事件で犠牲になられた方に心から
お悔やみを申し上げます。また、御家族の皆様方にもお悔やみを申し上げた
いと思います。

      警察におきましては、今回の事件の解明に向けて、今、捜査を継続させて
いただいておりますが、御承知のように、TRT-2を派遣いたしましたけ
れども、今後とも国際テロリズム緊急展開班、いわゆるTRT-2ですね、
この派遣体制の強化、もう既に進めておりますけれども、平素からの情報収
集、あるいは分析体制の強化、それから海外進出企業への情報提供の充実等
につきまして、引き続き取組を推進していきたいと考えております。

      政府の検証報告書等を踏まえた取組を着実に警察としても実行していける
よう、警察に対してはしっかり督励してまいりたいと思っております。

  昨日、アントニオ猪木参議院議員が訪朝を終えて帰国されました。金永日
さんの言葉として、拉致担当大臣もよければお越しくださいという言葉があ
ったというふうに記者団に話されていますけれども、これについての受け止
めですとか、どのような対応というのがあるのでしょうか。

答  私もテレビの報道で見まして、私の名前が出てきましたので、まだ私聞き
及んでいませんので、現時点では政府としてはコメントすることはないとい
うことに尽きると思います。もしそういう話が仮にあったとしたら、私がそ
の当事者ですから、やっぱり連絡は普通ありますよね。全くないですから、
コメントのしようがありません。

  お問い合わせになったり、猪木議員に。

答  私自身から。それはないです。

  お会いになりたいとおっしゃったら。

答  向こうからどんな連絡があるかによって対応を考えたいと思いますけれど
も、全くアプローチありませんから。

  今のところ北朝鮮からそういうアクションもないし、猪木さんからもそう
いうアクションもないということですか。

答  ないです。全くないです。

  公の場でそういう猪木さんが言ったわけですけれども、北朝鮮のそういう
話し合う姿勢とか、そういうものというふうに受け止められますか。

答  これは憶測で物を言うのは控えたいと思いますけれども、私も皆さんが報
道しているテレビの内容の以上のものは、一切承知しておりませんので、コ
メントのしようがないですよね。

  これまで大臣としては、対話のための対話はしないということはおっしゃ
ってきたと思うのですけれども。

答  いずれにしても、総理もいつもおっしゃっていることは、本当に真に拉致
問題の解決に資することならば、しっかり向こうと交渉する用意はあると、
こう言っていますから、このスタンスは政府としての基本スタンスですから。

  そういう解決に向けたものだというふうに今回のことは。

答  だから、いつも私も総理も申し上げていることは、真に解決に資するため
の話、交渉ならば、交渉する用意はありますけれども、話し合いのための話
し合いでは意味がないということです。

  猪木さんの話は、話し合いのための話し合いというふうに受け止められる
ということですか。

答  というか、むしろ私はテレビで見た印象ですけれども、スキー場のコマー
シャルに使われたかなという感じがしました。

  猪木さんの話なんですけれども、結局、日本政府として応じるべき話かと
いうとちょっと疑問が残るかなという印象ということですか。

答  全く私達聞いていませんので、直接。もう何度も言いますけれども、コメ
ントのしようがないです。現時点では。