国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成26年2月21日(金)8:45~8:52

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  私の方からは、今日、閣僚懇におきまして、豪雪災害のことについて前回
に引き続き報告させていただきました。中身の概要は、18日から3回にわ
たり非常災害対策本部会議を開催、山梨県に置いた現地対策本部の本部長で
ある亀岡内閣政務官、あるいは群馬県と埼玉県に置いた政府現地対策室との
テレビ会議等を通じて、それぞれの地域における孤立状況や対応状況を把握
し、今後の対応を協議するとともに、速やかな対策の指示をさせていただき
ました。孤立集落の状況については、昨日の夜9時現在で、1都3県で52
地区、412世帯、これは一部の別荘は除きますけれども、となっています
けれども、県道がほぼ通行可能となりました。また、現在、市町村道や林道
の除雪を行っています。既に全員の安否確認も終了いたしております。関係
閣僚に対しては、引き続き総力を挙げて対応に当たっていただくようお願い
いたしたところです。また、週末には気温の上昇が予想されておりまして、
雪崩の危険が予測をされますので、現地対策本部及び知事に対しては、雪崩
の詳細な警戒情報を速やかに発表して警戒の徹底を指示いたしました。

      もう1点については、私の方から拉致関連でございますが、御承知のよう
にCOIの報告書が出まして、各国連関係者、あるいは各国からの反応を見
ておりますと、まず国連の人権保護機関のトップであるピレイ人権高等弁務
官も高い評価をされているようでございますし、また、国連の潘事務総長か
らも評価をいただいているようでございます。また、国によっては、北朝鮮
との国交、外交関係の断絶をも言及する国が出てきているようでございます。
このCOIの報告書によりまして、国際社会が北朝鮮に対して、連携して包
囲網を構築しつつあるという一つの象徴であると私も認識いたしております。
そういう意味では、このCOIの報告書は極めて効果があると、だからこそ
私も申し上げているように、今後このフォローアップが極めて重要だという
ことであります。以上です。

  衛藤首相補佐官が総理の靖国神社参拝に絡んで、アメリカを批判する動画
をアップした関係で、日米関係がきしんでいるのではないかというそういっ
た報道もありますし、与党関係者から発言に気を配ってほしいという、公明
党からですけれどもそういう発言も出ていますが、拉致解決には日米関係は
大事だと思うんですけれども、大臣はどう御覧になってますでしょうか。

答  日米関係は、一番重要な同盟関係でございます。これは論を待ちません。
衛藤議員の発言は、あくまでも個人の発言と認識いたしております。政府も、
官房長官はそういう会見をされたと承知いたしております。

  今日、閣僚懇などで何かその発言についてありましたか。

答  ありません。

  閣議などで発言に気を配るようにとか、発言に注意するようにという、そ
ういった注意はありましたでしょうか。

答  既にもう国会が終盤を迎えておりますので、常に緊張感を持って対応する
ようにということは、官房長官からも常に言われていることであります。

  昨日の衆議院予算委員会で、石原信雄元官房副長官が従軍慰安婦に関連し
た河野洋平官房長官談話について、元慰安婦の証言の裏付け調査はしていな
いとおっしゃいました。各方面から河野談話の信頼性が揺らいで見直しを求
める声も挙がっていますけれども、それについてはどういうふうにお考えで
しょうか。

答  私、所管外ですので、コメントは差し控えさせていただきたいと思います
が、石原元官房副長官は従前からそういった趣旨の発言をしているというこ
とは承知いたしております。私、参考人質問を聞いておりませんので。以上
です。

  北朝鮮に対応する上に、韓国との関係も重要だと思うんですけれども、こ
ういった件は韓国を刺激するという側面もあると思うんですが、その辺りは
いかがでしょうか。

答  私は管轄外でございますので、発言は控えさせていただきます。