国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成26年2月28日(金)8:12~8:19

2 場所 院内閣議室前ぶら下がり

3 概要  私の方から閣僚懇でも発表させていただきましたが、山梨を中心とした豪
雪災害関係ですが、孤立集落がほぼ解消しました。また、山梨県の災対本部
も廃止されることから、政府の現地連絡室も同様な対応をしたいと思います。
これまで防衛、警察、消防、国交などによる孤立集落の解消、そして、農林
水産省がまた農業被害に対する新たな支援策を決定して、これは農林水産大
臣を中心に対応していただいております。

  昨日ですけれども、外務省の方から来月3日に日朝の赤十字会談が開催さ
れると発表されました。過去にも赤十字会談が行われた後、政府間協議など
も行われてきたのですけれども、今回の発表の受け止めと今後の拉致問題進
展に向けてどのような。

答  まず、この日朝赤十字の会談は、遺骨問題でございますので、これはもち
ろん人道問題でありますので、日朝の赤十字間が議論するということは良い
ことだと思っています。ただ、拉致問題とはまた別の問題であります。外務
大臣もそういう認識の下、対応されています。こうやって日朝で話があると
いうことは悪いことではありません。

  今回の赤十字会談は、直接、拉致問題とは特に関係はないと思うんですけ
れども、ただ、大臣おっしゃっていた、拉致問題解決に向けては、日朝のバ
イの交渉というのが鍵になってくるとおっしゃっていたと思うんですが、今
回それが足掛かりになるというようなことも。

答  そうなれば大いに結構じゃないですか。北朝鮮はミサイルを撃って挑発的
な態度をしたり、あるいは南北会談、こうやって日本にも声をかけてきてい
るということは、もう私は何度も言っているように、日本の政治が安定して
きて、これは北朝鮮としても、そういう対話を始めざるを得ないという認識
の表れかもしれません。しっかり私たちは冷静に分析しながら進めていきた
いと思います。

  関連でもう1点なんですが、安倍総理大臣もこれまで何か良い兆しという
か兆候が見られればそれは機を逃さないと、そういった趣旨なことをおっし
ゃってましたれども。

答  おっしゃるとおりですね。私たちはあらゆる手段を尽くしていくと、拉致
問題解決のために、それが政府の基本方針であります。

  今回も良い兆しの可能性がもしあるならば。

答  もし出ればですね。そのほかにも、いろいろ水面下での対応はしておりま
す。これは公表できませんけれども。