国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成26年5月16日(金)8:37~8:41

2 場所 合同庁舎8号館1階会見室

3 概要

問  昨日、安保法制懇の報告書が提出されました。来週からは与党内で集団的自衛権の行使に向けた議論がスタートします。検討されるケースの中には、争乱時の外国から邦人を輸送する他国の航空機などの保護をするといったケースも含まれますけれども、拉致問題を担当される大臣として、議論に期待されることはどのようなことでしょうか。

答  安倍総理がいろいろ熟慮をされた上で、国民の生命の安全を守るという観点から、こういう形の発表をされたと理解いたしております。この総理が示されました検討の基本的方向性、これを踏まえて、与党協議をして今後の対応を決定していくことになろうと思っております。私も同じような考えで、この与党協議等々、議論をしっかり見守っていきたいと思っています。

問  関連ですが、憲法解釈の変更を検討するということで、一内閣の判断で憲法解釈されてしまうということは、いわゆる立憲主義の批判につながるんではないかという意見もあるんですけれども、今後、最終的に閣議決定という形で収斂していくと思うんですが、内閣の一員として大臣どういう御所見かお伺いします。

答  これは基本的方向性を示したわけで、今後、与党の中で丁寧な議論がおそらくされていくんでしょう。そういった丁寧な手続をとっていくということは、与党の責任者もその発言をしておりますし、また与党も政府も緊密な意見交換をされておられます。そういう丁寧な手続をとった上で対応していくと私は解釈いたしております。