国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成26年6月17日(火)8:25~8:29

2 場所 中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B

3 概要   今日、閣議の前に観光立国推進閣僚会議が開かれまして、ビザ緩和についての決定がなされました。私からは、ビザの緩和に当たっては不法滞在の問題とか国際テロ対策上の懸念といった治安への影響についても配慮する必要があると思います。そういった趣旨の発言をさせていただきました。しっかりその対応をしてほしいと、事前のスクリーニングも含めて対応してほしい。例えば、インドネシアではイスラム過激派であるジェマ・イスラミア、JIが過去にインドネシア国内でもテロ事件を起こし、また邦人が巻き込まれたというケースもありまして、国際テロ対策上、十分に注意を払う必要があります。いずれにしても、良好な治安を確保するということが観光立国の基礎でございますので、安全で安心して我が国に来られる、そういった環境をしっかり維持しつつ、外国人の観光客の増加を図っていくべきだと、警察もそういった視点から取り組んでいきたいと思って、しっかり警察を督励してまいりたいと思います。

問  北朝鮮の拉致問題を調査する特別調査委員会が週内にも立ち上がる見通しです。今後、制裁解除の条件となる調査の実効性について、どのような手順で判断されて、どのような会合で制裁を解除するのか、今お考えのものがありましたらお願いします。

答  昨日、官房長官もその趣旨の質問を受けまして、お答えされていると認識しておりますが、まだ向こうから通知が来ておりません。我々は、そういう中身がどうなるかということで、待っているところでございますけれども、どのような形で通知を受けるかに関しては、最も適切かつ効果的と考える方法を現在関係者で調整中と承知いたしております。今後、どういう取組にするかは通知を見極めた上で、次のステップに入っていくということでございますので、現時点で決定しているわけではありません。