国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成26年6月19日(木)11:36~11:40

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   国家公安委員会定例会議の状況について御報告いたします。委員は、全員出席です。議題事項については、「犯罪による収益の移転防止に関する法律施行規則の一部を改正する命令案」等々について説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から報告事項について報告がございました。私からは以上であります。

問  大臣にお尋ねします。南海トラフ地震を想定したブラインド方式の交通対策訓練が行われました。こうした訓練の意義について大臣にお伺いします。

答  (大臣)今回は、事前に明示をしない、いわゆるブラインド方式の合同交通対策訓練を実施しました。南海トラフ地震が発生した場合、多大な被害が想定される四国地方を対象として、警察庁、四国管区警察局及び四国4県警の合同により、事前に時間等々を明示しない方法でやらせていただきました。交通訓練としては全国で初のブラインド方式でございます。
 具体的には、信号機の滅灯対策訓練、交通検問所の設置訓練、標章交付所の設置訓練、高速道路における緊急交通路指定予定路線の緊急点検訓練の4つの交通対策訓練を実施させていただきました。災害時に迅速かつ適切な交通対策を実施するためには、あらゆる場面を想定して、平時から常に訓練を実施することが大切だと思います。要するに想定外はなくしていくということです。
 今後ともこういった訓練を実施して、災害時に備えていきたいと思いますが、今回のこの訓練の分析をして、例えば道路管理者始め関係者との更なる連携を図っていくような、そんなこともしっかり検証の中で見極めた上で今後の訓練にも活かしていき、いざ災害が発生した際の対応を常日頃から準備をしていくということを徹底していきたいと思っております。

問  長官にお尋ねします。福岡県のリサイクルショップ経営の夫婦が、従業員の殺害容疑で逮捕されました。周辺では他にも何人かの方がいなくなっているという情報もあります。この事件に関する所感をお願いします。

答  (長官)お尋ねの事件は、平成16年6月に福岡県筑後市内でリサイクルショップ従業員であった男性を殺害したとして、本年6月16日、福岡県警察において、店主夫婦を殺人罪で逮捕したものであります。
 捜査中でありますので、詳細についてはコメントいたしませんが、福岡県警察においては、他の所在不明者との関連も含め、引き続き、事案の解明に向けて鋭意捜査を進めていくものと承知しております。