国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成26年11月13日(木)11:40~11:44

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。委員は、全員出席です。議題事項については、「『銃砲刀剣類所持等取締法施行令の一部を改正する政令案』に対する意見の募集」等について説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から報告事項について報告がございました。以上です。

問  大臣にお尋ねします。死体取扱規則等の一部を改正する規則案について、広く意見を募集することになりました。この点について大臣のお考えをお願いします。

答  (大臣)お尋ねの規則案は、本年6月に閣議決定された「死因究明等推進計画」を受けて定めようとするものであります。
 具体的には、身元不明死体、特異行方不明者等のDNA型をデータベース化すること等によって、身元不明死体の身元確認の迅速化、精度向上等が図られるものと考えております。

問  長官にお尋ねします。この度モナコでICPOの総会・閣僚会合が開かれ、長官が出席され、パネル・ディスカッションではサイバー犯罪対策の国際協力などについてお話されたところですが、今回の総会・閣僚会合の意義と成果について御説明お願いします。

答  (長官)今お尋ねのように、11月2日からICPO総会・閣僚会合に出席するためにモナコ公国に出張してまいりました。
 国際警察協力100周年の記念すべき今回の会合には、約100か国の閣僚が一堂に会して、サイバー犯罪対策等の重要課題への対処に向けた国際連携強化に関する閣僚宣言が採択されたところであります。
 私からは、パネル・ディスカッションにおきまして、我が国のサイバー犯罪対策を紹介するとともに、国際連携の一層の加速について提起したところであります。また、併せて会合の前後にバレストラジICPO総裁、あるいはこの会議後に正式に就任しましたが、ストック新事務総長、シンガポールの内務大臣等々と会談を行いまして、国際連携の維持・強化の必要性について認識を共有したところであります。
 また、その他100か国の閣僚が集まるということで、その接遇、警備対策、交通対策等々、ICPOや現地警察当局、大変綿密な対応をとっていたと思いますが、そういったことにつきましても大変参考になったところであります。