国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成27年4月9日(木)11:51~11:54

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。長谷川委員は欠席です。議題事項については、「国家公安委員会に対する審査請求事案の裁決」について説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から報告事項について、報告がございました。以上です。

問  大臣にお尋ねします。国際刑事警察機構が、シンガポールにサイバー犯罪対策の拠点を設けることになりました。この拠点を設ける意義と日本警察として、これから国際連携・協力にどういうふうに取り組まれていくのか、所感をお願いします。

答  (大臣)シンガポールにIGCI、INTERPOL GLOBAL COMPLEX for INNOVATIONが設置されました。サイバー犯罪対策等の拠点として重要な役割を果たすものと認識しております。
 国境を容易に越えて行われるサイバー犯罪に対応するためには、各国の捜査機関の緊密な連携や情報共有が重要であると認識しております。
 IGCIを通じて、サイバー犯罪に係る多国間の捜査協力の一層の促進が期待されることから、我が国警察としても、IGCIと連携を図りつつ、国際的なサイバー犯罪対策を積極的に推進してまいりたいと考えております。

問  長官にお尋ねします。群馬県高崎市で女性が硫酸を掛けられる事件が相次いだところです。そのうち1件で男が逮捕されているところですけれども、地域の方々の不安もあろうかと思います。県警で動機を含めて捜査中かと思いますが、この事件についての所感をお願いします。

答  (長官)お尋ねの件については、本年4月2日に群馬県高崎市内において、女性が硫酸を掛けられて負傷する傷害事件等が発生したことから、群馬県警察において、防犯カメラ画像を公開するなどによりまして、被疑者を早期に特定し、4月7日、傷害罪等で逮捕したものであります。
 本件は、非常に卑劣な犯行であり、かつ地域住民に不安を与える悪質な事件でありますことから、群馬県警察において、事案の全容解明に向けて、引き続き、捜査を推進するものと承知しております。