国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成27年5月29日(金)8:37~8:45

2 場所 官邸3階エントランスホール

3 概要   先ほど開催されました「国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部」の会合におきまして、シリアにおける邦人殺害テロ事件等を受けた国内外における邦人の安全確保のためのテロ対策強化策が決定されました。
 議事や強化策の内容については、内閣官房副長官補室にお尋ねいただきたいのですが、テロの脅威から国民を守るための対策をしっかりと推進するよう、警察を指導してまいりたいと思います。
 国内外の邦人の安全のためのテロ対策強化という喫緊の課題であり、各省庁連携してしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
 本日、5月29日、昨年のストックホルムでの日朝政府間協議による日朝合意から1年目に当たるわけでございますが、まだ、北朝鮮の方から特別調査委員会を立ち上げたにもかかわらず報告が来ない。日本といたしましては、拉致問題の全面解決のために、速やかに報告を出すようにと求めているところであります。被害者のこと、御家族の心身の状態を思いますと、本当に遺憾でありますし、これからも強く求めて、全面解決に向かって進んでいきたいと思います。

問  ストックホルム合意1年についてなんですけれども、調査委員会が立ち上がって、今の現状は一向に回答が来ない、停滞している現状自体についてどのように認識されていますか。

答 外務省を始めとして、政府を挙げて取り組んでいるわけでございますけれども、北朝鮮が報告を出して来ないというこの現状に強い怒りを覚えます。これからも誠実に、正直に、早く報告を出して、そして被害者全員の安全確保、そして帰国につながるように求めていきたいと思います。

問  関連なんですけれども、昨日、官房長官の会見でも質問が出たんですけれども、ストックホルム合意があって、そして北朝鮮が調査委員会を立ち上げて、それが7月4日だったんですけれども、長官は昨日の会見では、調査は全体として一年を目途ということを北朝鮮側が言っているということをおっしゃっていましたが、この起点というのは7月と私は捉えているんですけれども、大臣はどのようにお考えですか。

答  私といたしましては、一日も早く速やかにきちんとした報告を出すようにと考えています。