国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成27年7月10日(金)8:41~8:55

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要   車座ふるさとトークin北海道についてでございます。7月19日、北海道札幌市において「車座ふるさとトーク」を行います。この「車座ふるさとトーク」は、「関係府省庁の大臣等が地域に赴いて、テーマを決めて、現地の方々と少人数での車座の対話を行いまして、生の声をつぶさに聞いて、安倍内閣の政策に活かすとともに、安倍内閣が取り組んでいる重要な政策について説明する」という趣旨で開催するものであります。今回の「車座ふるさとトーク」のテーマは、「地域ぐるみの交通安全対策を一層盛り上げるためには」としました。北海道の皆様の様々な取組について御紹介いただきながら、今後、交通死亡事故等の更なる減少を目指す上で、地域ぐるみの交通安全対策を一層盛り上げるためにはどうすればいいかという、広く御意見をお伺いし、今後の施策に活かさせていただきたいと思います。詳細につきましては、事務担当者にお問い合わせいただければと思います。

問  昨日、拉致被害者の家族会の皆さんと大臣お会いになられました。面会後、家族の方から政府側からは分からないというような答えが目立ったということで、これで解決できるのか不安な思いを持ったということもおっしゃっていましたけれども、大臣、直接お会いになってどのような感想、お考えをお持ちになられたでしょうか。

答  長きにわたって閉ざされていた日朝協議の扉が開いたということで、御家族の期待というのは当然のことだと思います。にもかかわらず、1年経っても結果が出てこない、救出、帰国ができないということで、不安な気持ちや苦しい気持ちをおっしゃられるのは当然だと思いまして、私もその思いは共にするものでございます。昨日も申しましたけれども、7月2日に北朝鮮の方から今しばらく時間がかかるという旨の連絡があったわけですが、総理から直ぐに岸田外務大臣と私の方に北朝鮮からの具体的な動きを早急に引き出すべく、働きかけを強めるようにという御指示の下に動いていくということでございますので、今後、いろいろな状況を見ながら結果を出すように努めていくということであります。

問  関連なんですけれども、拉致については、昨日、家族や救う会などから被害者の一括帰国と、そして期限を切って、それでなければ制裁強化をもとの意見も出ました。大臣としてどのように思われるかということと、あと今日、大臣、閣議の前後で官邸にも行かれているので、総理とお話になられたりとかあったかどうか、その上で政府としてどのように対応していかれるのかというのを教えていただければと思います。

答  昨日、御家族や救う会の方から再制裁や一括帰国のためのいろいろな考え方、期限を切ってというお話がございました。そうしたことも含めて先ほども言いましたように、働きかけを強化して、そして、その状況を見ていくということでありますけれども、昨日の説明会のやり取りは、今朝、閣議後、総理に報告しております。

問  その中で、何か総理から指示があったりとか、全部は言えないと思うのですけれども、今後どうされるかというのがもしあったら教えてください。

答  具体的な総理の御指示の内容は、この場では控えさせていただいきたいと思いますけれども、総理はしっかりと昨日の模様を受け止めていらっしゃいます。