国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成27年11月17日(火)10:28~10:34

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問  フランス・パリの同時多発テロ事件についてなのですけれども、今日、警察庁の方でサミットに向けた警備対策委員会が開かれるという状況でありますけれども、改めてこのテロ事件を受けて、今後のテロ対策どうお考えかお聞かせいただけますでしょうか。

答  今日11時でしたか、警察庁の次長をトップとする会議が開催されます。伊勢志摩サミットに向けての警備に関する会議ですが、フランスで起きたことが日本で起きないという保証はありませんし、来年の伊勢志摩サミットを控えておりますので、テロに対する情報収集というのを一層強化するのと同時に、それをどう結びつけて分析するかというところをしっかり強化してまいりたいと思っております。沖縄のサイバーの関係で会議に行きましたが、あのときに出席されたいろいろな国の方からメール等をいただいて、連携を深めていこうというような話もございましたので、国内の情報分析をするだけではなく、それをきちんと情報交換して、国際的にもそうしたテロリストを押さえ込むということをやってまいりたいと思っております。日本は、警察が情報収集並びに捜査を一緒にやるような組織になっていますし、都道府県を警察庁が結節点として結びつけるという組織になっていますので、そういう意味ではベルギー、その他の警察組織の話が今流れていますけれども、日本の警察組織はそういう意味ではうまくできている組織ではないかと思っておりますので、伊勢志摩サミットに限らず、テロリストの侵入を防ぐ、また国内は武器に関してアメリカ、ヨーロッパと比べると非常にいい状況にあると思いますので、武器の流入を防ぐ、あるいは爆弾の原材料になるような物質についてもしっかり監視を強めていきたいと思っております。