国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成27年11月26日(木)11:21~11:24

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   国家公安委員会定例会議が本日開催されまして、議題は、人事案件などでございました。承認されました。私の方からは以上でございます。

問  大臣にお尋ねします。先日、靖国神社のトイレで爆発事件が起きました。フランスで大規模なテロがあった後に、非常に悪質な行為だと思います。大臣の所見をお願いします。

答  (大臣)パリの事件の直後でございますから、少し緊張感をもって当たらなければいけないと思っておりますが、現時点では音がして煙が出てというところまでは伺っております。今、いろいろ捜査をしていただいているところでございますが、まだまだよく分からないところがあるようでございますので、テロやゲリラなのかどうかを含め、しっかり捜査をしていただきたいと思っております。直接の関係はないものと思っておりますが、日本もターゲットだとイスラム国のインターネットの雑誌では名指しされておりますので、しっかりとその辺の対応はしてまいりたいと思っております。

問  長官にお尋ねします。山口組が分裂して、神戸山口組ができてちょうど3か月になります。この間いろいろな小競り合いみたいのが起きていますけれども、幸いに抗争には至っていないという状況です。これまでの警察による捜査、逮捕者や家宅捜索の状況について教えてください。それと指定に向けて山口組は再指定ですし、神戸山口組については新たに指定することになると思います。指定に向けての作業についても併せてお願いします。

答  (長官)山口組分裂後の取締り状況でありますが、9月以降、昨日までに全国25都府県警察において、六代目山口組総本部や双方の二次組織の本部事務所延べ103か所を捜索して、これらの関連事件で二次組織の組長延べ7名を含む延べ143名の幹部等を検挙しております。
 また、神戸山口組の指定につきましては、速やかに必要な情報収集を行い、可能な限り早期の指定がなされるよう都道府県警察を指導しているところでございます。
 現時点では対立抗争には至っていないところでありますが、関係者が絡む事件あるいはトラブルも散見されるところでありまして、引き続き、六代目山口組、神戸山口組双方の動きを最大限の注意をもって把握し、抗争の火種になるような事件の検挙を徹底するなど、取締りの力で抗争を防遏し、市民生活の安全確保に万全を期してまいりたいと考えております。