国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)
1 日時 平成28年3月18日(金)8:41~8:55
2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B
3 概要 小型無人機等の飛行禁止法、ドローン規制法ですが、昨日成立いたしまして、この法律を公布することを今日の閣議で決定いたしました。これを受けまして国会議事堂あるいは官邸といった重要施設の警戒警備の徹底に努めるよう警察を指導してまいりたいと思いますし、伊勢志摩サミット及び関係閣僚会合では違法なドローンの飛行を未然に防止するため警察としてもしっかりとやっていくように指導してまいりたいと思っております。
問 一昨日、東京地裁立川支部で無罪判決が出た覚せい剤取締法違反事件のことについて聞きますけれども、これに関して国家公安委員長はどういう報告を受けていて、どういうふうな対策をとるように指示したのでしょうか。
答 まだ係争中の案件ですので、コメントは差し控えたいと思います。
問 そうするとこれが仮に無罪が確定した場合には、例えば監察を指示するとかお考えなのでしょうか。
答 まだ係争中ですからコメントは差し控えたいと思います。
問 この裁判の中で既にもう一件白紙の封緘シールがあるということが裁判で明らかになって、証拠上出てきているのですが、このもう一件別の被告人ですけど、これについて調べるのですか。
答 まだ続いている裁判ですので、コメントは差し控えたいと思います。
問 別の被告人で裁判も終了しているみたいですけれども、これに関して調べ直さないのですか。
答 コメントは差し控えたいと思います。
問 もう一つだけ聞きますけれども、これも同じく裁判の中で出てきた判決でも指摘されていますけれども、町田署の警部補、これも差押調書を偽造したということを判決も出ていますし、その前に検察側が自らこれは偽造されたものだということで証拠排除、検察側がしていますけれども、これに関する捜査、あるいは警視庁科学捜査研究所の研究員の方が出てきて、封緘シールに関して「白紙だと説明を受けた」と偽証していますけれども、この二つに関してどういう捜査をされますか。警察でするのか、あるいは警察でするのは公正さが保てないから検察に委ねるのか、ということですけれど。
答 適正にできるように指導してまいりたいと思います。
問 本当に指導しますか。
答 はい。
問 警察法で国家公安委員会が、監察を指示するとか管理するとか2000年に決まったんですね。改正で。この時に「やっぱり国家公安委員会では駄目だから外部監察にしようか」という意見も非常に強かったわけです。私もだから国会の参考人で呼ばれて、そういう主張をしましたよ。だけど「国家公安委員会がやれるから大丈夫だ」と言っているのですけれども、いまだにこういう事が起きてやっぱり駄目なんじゃないんですか。国家公安委員会ではできないということでしょ。管理とか監察の指示、違うんですか。
答 国家公安委員会できちんと指導できるように対応してまいります。
問 無罪確定したら、ちゃんとまた聞きに来ますのでよろしくお願いします。