国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成29年4月4日(火)9:07~9:11

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要   本日の閣議において、加藤内閣府特命担当大臣から平成29年春の全国交通安全運動の実施について発言がありました。
 これに関連し、私から、交通事故の分析結果を踏まえ、警察においては、高齢者や次代を担う子供等の交通事故を防止するための街頭活動や交通安全教育、シートベルト非着用の危険性や飲酒運転根絶に関する広報啓発等を、各自治体、関係機関・団体と連携しながら、強力に推進していくことなどについて発言いたしました。
 4月は、新入学・新学期の時期であり、小学1年生が登校を始めるとともに、自転車での通学・通勤を始める方もおります。特に、小学校に入学すると、歩行中に交通事故に遭う危険性が格段に高まります。また、学年が上がるにつれ、徐々に自転車乗用中の交通事故も増加いたします。
 国民の皆様には、道路を歩くときや自転車に乗るときも、御自身の命を守るため、交通ルールを守っていただくとともに、御家族に対してもルールを守るよう促していただくようお願いします。
 また、ドライバーの皆様には、次代を担う子供を守るため、特に、学校等の付近や通学路は注意して運転していただくとともに、飲酒運転や、スマートフォンの操作等をしながらの運転は、厳に控えていただくようお願い申し上げます。

問 交通安全運動の警察庁の広報啓発の在り方についてお尋ねします。非常に雑誌にはハードルが高くてですね、例えば、ハンドルを握るドライバーであるとかが直接読むような媒体に対して、警察庁は担当者が会って話をするとかということを非常に嫌がっております。今回も、子供の事故については交通部の方からレクチャーがあったかと思いますが、我々が取材を申し込むとですね、文書で回答すると、広報室を通してくれということで、実際にお目にかかることができません。大臣にお伺いしたいのは、交通事故の、特にこうした啓発については、新聞とかテレビの視聴者、読者だけに限定されて行うべきものであるとお考えでしょうか。

答 これはあらゆる機会を通じてですね、広報啓発ができるチャンスというものを得て、努力を重ねていくものだと思っております。特に、今回調査をすると小学1、2年生だとか学童が巻き込まれるケースが多いということ、また、新学期というこの時期とあわせてですね、やはり注意すべき時がありますので、様々なツールを通して、それについては保護者の皆様にもお伝えをしたい。家族の中で、その危険性というものを共有していただくということが大切だと思います。

問 是非、求める媒体にですね、適切な啓発をお願いしたいと思います。

答 かしこまりました。