国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成29年9月19日(火)9:59~10:04

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要   9月21日に開催される第8回ASEAN+3国際犯罪閣僚会議及び第3回日・ASEAN国際犯罪閣僚会議に出席するため、9月20日から9月22日までの日程で、フィリピン・メトロマニラを訪れます。
 この機会に、各国閣僚等と意見を交換し、テロや国際犯罪における協力強化に役立てたいと思っております。

問 衆議院の解散総選挙について、与党幹部から発言が相次いでいますけれども、大臣の受け止めをお願いします。

答 まだ、私は一切何も聞いておりませんけれども、常に衆議院議員は選挙がいつあってもいいように準備をしております。特にこれはみなさんおっしゃいますけれども、総理大臣の専権事項でありますので私からのコメントは差し控えるとともに、今あるしなければならない仕事をしっかりと務めてまいりたいと思います。

問 13年前に茨城大生が殺害された事件についてお伺いします。この事件では、フィリピン人の容疑者が県警の継続捜査によって逮捕されました。一方で、共犯とされる二人の容疑者はフィリピンに帰国し、今も通常の生活を送っているものと見られることが取材で分かっています。このことに対する大臣の所管と、今後、フィリピン警察に期待することを教えてください。

答 お尋ねの件についてでありますが、茨城県警が、地道な捜査を進めた結果、9月2日にフィリピン国籍の男を殺人罪等で逮捕したものと承知しております。
 将来のある若者の命が奪われた大変痛ましく残忍な事件であり、地域社会に与えた不安も大きい事件であったと認識しています。
 改めて、被害者の御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の方々にお悔みを申し上げる気持ちでございます。
 警察において、フィリピン国籍の共犯者2人を国際手配しているところでありまして、引き続き、事案の全容解明に向け、捜査を推進するものと承知しております。

問 フィリピン警察に期待することというのは何かありますでしょうか。

答 現在、もう捜査をしている段階であると思いますし、これは日本の警察が主として、今私が申し上げたようなことを強く思いながら捜査を進めていると思いますので、連絡を既に取り合ってやっていることと思います。