国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成29年9月29日(金)10:49~10:54

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問 昨日、高速道路の110km/hの引上げが行われました。1万キロの高速道路のわずかではありますけれども、最高速度が引き上げられたことについて注意点と所感をお願いいたします。

答 昨年3月に有識者からの提言を受け、静岡・岩手両県において、規制速度がまず110km/h、この引上げの試行実施区間を選定して、交通安全施設の整備等必要な諸準備を進めてきたところであります。
 私も議員になって二十年以上経ちますけれども、その間にも所属する自民党の交通部会等々で様々な業界の方からお話を聞いて、いろいろな研究が専門家の間にも行われ、実際、高速道路を使用するドライバーの人たちの話も聞きました。都内の首都高とか、そういうところと違って、地方へ行く高速道路にはまっすぐに行く道と曲がりくねった道、いろいろなところでは事故そのものも違いますし、ドライバーの心理、心得も違ってくると思います。様々な見地から研究が行われ、経済的にもこれはスピード上げる上げないも、もちろん安全面のこともたくさんある。交通事故が起きないことに越したことはないということも含めて様々な研究、議論が行われた上での試行ということを考えておりますので、安全で、そして物がスピーディーに運ばれ、経済的にも効果があればこんなに良いことはないと思います。安全を重視して警察を指導してまいりたい、こういう思いであります。