国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成29年11月17日(金)10:11~10:13

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問 今月、千葉の港に入港した香港籍の貨物船の船員が、千葉県警の事情聴取に対して、「今年冬に2回、北朝鮮に寄港した。」と証言されていますけれども、この問題について大臣の所感をお願いします。

答 非常に残念なことが起こりました。報道については承知しております。お尋ねの船舶については、11月3日から千葉港に入港したものと、今お話しされたとおりであります。
 11月12日、千葉県警察の警察官が同船を訪問した際に、船員の言動や提示を受けた書類から、本年1月及び2月に北朝鮮に寄港した疑義があることを認知したが、警察部内での連絡が適切に行われなかったため、必要な事実確認や、海上保安庁等の関係機関への連絡が行われないまま、当該船舶は今月13日に千葉港を出港したとの報告を受けました。
 我が国政府として、国際社会と連携して北朝鮮に対する圧力を強化している段階において、このようなことは断じてあってはならないということを強く思っております。
 今後、本件の反省に立ち、再発防止に向け、関係所属や関係機関への報告・連絡をはじめ、必要な措置の迅速な実施について徹底するよう、先ほど、私からも警察当局にこのようなことがないように、もう少し認識を深くしていただきたい旨、強く申し伝えたところであります。