国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成30年2月1日(木)11:20~11:23

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。小此木国家公安委員会委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。警察庁から、金融商品取引法の一部を改正する法律の施行に伴う関係国家公安委員会規則の整備に関する規則案等に対する意見の募集などについて説明があって、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から報告事項について報告がございました。以上です。

問 長官にお尋ねします。先週、ストーカー加害者の受診状況などについて発表がありました。ストーカー加害者対策に関する警察と地域精神科医療等との連携についての現状認識と、警察の取組についてお考えをお願いします。

答 (長官)ストーカー行為を防止するためには、加害者の再犯防止、これに向けた対応が大変重要だと考えておりまして、これは政府の再犯防止推進計画においても、加害者への対応が重要であるということが盛り込まれているところであります。
 お尋ねの、先般の連絡会議におきましては、このような観点から医療関係者から専門的な知見をいただいて、そしてそれを対応に活かすために共有していくという試みとして行ったものでございます。
 警察におきましては、今後ともまず取締り、それからストーカー規制法の適切な運用、更にはただ今御質問のあった加害者への対応、いろんな知見を踏まえての対応、これを関係機関で行うことについて、警察も参画すると、こういったことで取り組んでまいりたいと考えております。

問 長官にお尋ねします。先日、仮想通貨取引を行うコインチェック社が何者かに不正アクセスされて、仮想通貨が不正に引き出される事案が発生しました。このことの受け止めと、今後の警察の取組について教えてください。

答 (長官)まず、この事件については、警視庁が捜査を進めています。
 この仮想通貨交換業、これは金融庁という役所が所管されています。最近、その取引が活発化しつつあるということですので、利用されている方々や、それ以外の方々においても不安を感じておられることかと思います。
 警察としましては、この捜査を通じまして、業所管の金融庁が再発防止でありますとか、原因究明でありますとか、そういうことに取り組まれていかれますので、積極的に捜査を通じて協力してまいりたいと、このように考えております。