国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成30年2月22日(木)11:11~11:14

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会ですが、警察庁から人事案件について説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から、平成29年における犯罪収益移転防止法の施行状況などについて報告がございました。以上です。

問 大臣にお尋ねします。本日、平成29年における犯罪収益移転防止法の施行状況が公表されました。対策で仮想通貨というものが課題の一つだと考えられますが、受け止めと警察の取組についてお願いします。

答 (大臣)いわゆるマネロン対策ですけれども、これは組織犯罪対策、国際テロ対策、これらを強化していく上で重要な手段であります。
 今回の年次報告にあるように、犯罪収益対策は進みつつあり、引き続き、金融庁を始め関係各省庁と連携して、効果的なマネロン対策を進めていきたいと思います。言われました、仮想通貨交換業者については、昨年4月から犯罪収益移転防止法で規制を行っているところであります。

問 長官にお伺いします。昨日、サイバーセキュリティコンテストが開催されました。このコンテストを開催する狙いと、サイバー空間の安全確保に関する今後の警察の取組について教えてください。

答 (長官)御案内のように、近年、サイバー空間の脅威というのは深刻化してきております。
 警察というと、柔道、剣道の大会をやるのですけれども、最近はサイバーセキュリティのコンテストもやろうということで取り組んでいるところであります。もちろん、これは人材の育成を目的としたものであります。
 サイバー空間における治安上の脅威というものに対処するために、引き続き、人材の確保と育成、そして民間事業者との連携、行政機関との連携、更には外国関係機関との連携ということに総合的に取り組みまして、サイバー空間の安全確保に向けた取組を進めてまいりたいと思っています。