国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成30年4月5日(木)11:22~11:25

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。小此木国家公安委員会委員長が国会で御欠席のため、私が会見を代理いたします。警察庁からは、関東関根組の指定の確認等について説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から報告事項について報告がございました。以上です。

問 長官にお尋ねします。昨年中の生活経済事犯の検挙状況等がまとまったところです。類型によっては検挙、あるいは相談も増加が目立っているような類型もあります。全体に、今回のまとまった状況への受け止め、評価、それから警察としての取組についてお願いします。

答 (長官)昨年の生活経済事犯の検挙事件数は、横ばいとなっております。このうち、いわゆる悪質商法事犯、これが依然として280億円を超えるということで、多額の被害が出ていると思います。
 警察としましては、引き続き、まずは被害拡大防止のための早期の検挙に努めるとともに、犯罪の実態に関する情報、これを発信し提供するなどして、消費者庁でありますとか、国民生活センター、市町村等の自治体等と連携して被害の防止に努めてまいりたいと思っております。

問 長官にお尋ねします。新年度が始まりまして、警察庁でも東京オリンピック・パラリンピック担当の審議官の設置や交通対策室の設置など組織改編がありましたが、今回の組織改編の狙いと、今後の取組についてお願いします。

答 (長官)2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会、これは国際的に最も関心を集める行事であります。その安全確保が極めて重要なことは言うまでもありません。加えて、開催場所が人や物の流れが集中する大都市である東京でありますので、関係者や観客の方々等の円滑な輸送、これの確保も欠かせません。
 警察庁では、関係する対策を一体として準備して推進するために、必要な組織を設置したところであります。
 政府の推進本部、関係省庁、東京都、組織委員会等と緊密に連携して、大会の安全で円滑な開催に向けて、しっかりと準備を進めてまいりたいと存じます。