国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成30年4月19日(木)11:39~11:42

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。警察庁から、人事案件などについて説明があり、原案どおり決定いたしました。その他警察庁から、人口減少時代における警備業務の在り方に関する調査研究の結果などについて報告がございました。以上です。

問 大臣に質問させていただきます。この度、警備業務の在り方に関する調査研究結果が公表されました。これを見ますと、実に多くの警備業者が人手不足を感じているという実態が分かります。警備員の大量需要が見込まれるオリパラまであと2年程ですし、本件についての受け止めと、警察の取組について御所見をお伺いします。

答 (大臣)警備業についてですが、少子高齢化・人口減少が進む中、人手不足が深刻な状況にあります。
 また、言われました2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会を2年後に控えています。組織委員会の行う施設警備等への的確な対応も期待されるところであります。
 お尋ねの有識者検討会の報告書ですが、警備業を巡るこうした情勢を踏まえ、警備業務の在り方に関する今後の方向性について提言を頂いたものであります。
 今後とも、警備業が安全で安心して暮らせる社会の実現に一層寄与することとなるように、報告書の提言も踏まえ、業界団体ともしっかりと連携を図り、必要な取組を推進していくように、警察を指導してまいりたいと存じます。

問 長官にお尋ねします。2004年ですけれども、広島県廿日市市で当時高校2年生の女子生徒が殺害された事件がありました。このほど、男が逮捕されたところです。発生から14年を経ての検挙に至ったわけですけれども、この事件についての対応と、今回の検挙についての受け止めをお願いします。

答 (長官)将来のある高校生の尊い命が失われたという凶悪事件であります。また、地域社会に与えた不安というものも大きなものがあります。
 お尋ねのように、発生以降捜査に長期間を要しましたが、この度、広島県警察が犯人を逮捕するに至ったということであります。改めて、被害者の方の御冥福と、御遺族の皆様にお悔みを申し上げます。
 広島県警察において、今後しっかりと事案の全容解明に向けて捜査を進めていくものと存じます。