国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成30年4月26日(木)11:44~11:46

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。小此木国家公安委員会委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。本日は警察庁から、平成29年におけるSNS等に起因する被害児童の現状と対策などについての報告がございました。以上です。

問 長官にお尋ねします。今、委員から御紹介がありましたけれども、SNSを通じて子供が事件の被害に遭う、昨年中のものがまとまったところです。被害児童数は、年々増加傾向が止まらない深刻な状況かと思うのですが、現状への受け止め、それから警察としての取組についてお願いします。

答 (長官)おっしゃったとおり、SNS等に起因する犯罪で被害に遭われた児童は年々増加傾向にあります。昨年は1,800人も超えまして、過去最多となるなど、憂慮すべき状況にあると考えております。
 警察は、引き続き、児童が被害者となる犯罪の取締りに努めてまいります。もっとも、何よりも大切なのは、児童が被害に遭わないように社会全体で取り組んでいくということかと存じます。
 警察は、被害の実態などに関する情報を発信し、提供を続けます。そして、先ほどの社会の取組に貢献したいと思っております。
 関係省庁、学校、保護者の方々、SNS事業者、電気通信事業者などの方々におかれましても、児童の被害防止のために、それぞれのなさっている取組を一層進めていただくことになるように、私どもとしては希望しているところでございます。